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誤解だらけ!? 目の「充血」のウラに潜む怖い病気3つ

空気も乾燥してきたし、パソコンにタブレット、そしてスマートフォン……と目の使い過ぎで充血しちゃったかな?と安易に見過ごしてはいませんか? もしくはドライアイ用の目薬を点眼して安心していませんか? いつも目薬が手放せないようなら思わぬ病気が潜んでいるかも。

今回は“充血に潜む怖い病気”についてご紹介します。

 

目の「充血」って何が起きているの?

目の充血は白目の表面の血管が拡張して浮き上がってしまうため、赤く充血して見える現象です。

パソコンやゲームなどでディスプレイを長時間見続けたり、読書のしすぎであったりといった目の酷使やコンタクトレンズの影響を受けて酸素や栄養素を補足するために、血液を多く送り込もうとして血管が拡張することが充血の原因と考えられます。これは特段“心配のいらない”充血です。

 

「結膜炎」が疑われるケース

目の病気が引き金となって起こる充血で、一番多いのが『結膜炎』です。結膜は細菌やウイルスが繁殖しやすいため、炎症が起きやすいのです。結膜炎にはいくつかの種類があります。代表的なものを紹介します。

ウイルス性結膜炎

比較的多いのがこのタイプ。ウイルスに感染することで起こる結膜炎で、角膜も含めた目全体の充血や目やにがたくさん出る、瞼が腫れる、目の痛みやゴロゴロするような異物感があるといった症状があります。ウイルス性結膜炎の場合、タオルや洗面用具の共用から周囲の人に感染する恐れがあるので注意が必要です。

●細菌性結膜炎

また黄色ブドウ球菌や肺炎球菌などによって起こる細菌性結膜炎は細菌の感染が原因ですが、感染する可能性は比較的低く、きちんと治療すれば数日で治る事が多いようです。

アレルギー性結膜炎

そして年々増加傾向にあるのがこのタイプ。ダニやカビ、埃や花粉といったアレルギーを起こす原因物質の影響により免疫機能が過剰反応して起こる結膜炎です。症状としては目の充血のほか、目のかゆみや、目やに、涙目といったことが挙げられます。

 

■失明のおそれも…「緑内障」のケース

緑内障って聞いたことあるけど、高齢者の病気なのでは?と思っている人も少なくないと思います。しかし厚生労働省研究班の調査によると、40歳以上の5%が緑内障に罹患しているという結果が出ています。

しかも増加しているのは40代の女性。5%というと少なく感じるかもしれませんが20人に一人と考えるとかなりの高確率。『多治見スタディ』という緑内障に関する疫学調査では、緑内障と分かった人の中で、9割の人が無自覚で生活していたというから注意が必要です。

緑内障とは眼球内部の圧力、つまり眼圧によって視神経が圧迫され血液循環が悪くなったり、視神経自体の血液循環が悪くなったりすることで徐々に視野が狭くなっていき、放置すると失明するケースもあるという怖い病気です。40際を過ぎたら定期的に眼底検査を受けることをオススメします。

 

■「ドライアイ」だってナメてはいけない

ドライアイは目を保護する涙液(涙)が不足したり、涙液の成分が変化したりして目の表面が乾いてしまう症状が特徴的です。充血のほかに目の疲れを感じたり、進行すると痛みを感じたり視力の低下や『角膜上皮剥離』といって角膜が乾燥してはがれてしまうこともあるので、こちらも早めの手当てが必要です。

 

市販の目薬で症状を抑えている人も多いと思いますが副作用に“緑内障”と記載のあるものもありますので、症状が慢性化していて長期に渡って同じ薬を使用しているような場合は注意が必要でしょう。

このように“充血”という症状にもさまざまな原因があります。なかなか自分で判断するのは難しいので、たかが目の充血と侮らず、早めの受診で慢性化を防ぎましょう。白くクリアな瞳はそれだけで美人に見えますしね!

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

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佐々木 さゆり
健康管理士/心理カウンセラーなど
長年の医療業界での経験や40㎏減量の体験を生かし、延べ3万人を超える人の心と体の健康に携わる。総合栄養学・身体機能等を学べる「予防医療指導士」のテキスト監修者でもある。著書は「本当は怖いデスクワーク」
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