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アンジェリーナジョリーも陥った、健康を求めすぎて不健康になる「オルトレキシア」とは?

誰もが聞いたことのある“摂食障害”。摂食障害というと、“拒食症”や“過食症”を思い浮かべる人がほとんどだと思います。しかし食の安全に対する“意識が高い人”が陥りやすい新型摂食障害があるのをご存知でしょうか?

それが“オルトレキシア”です。摂食障害を公表している有名人がいますが、その中でもアンジェリーナ・ジョリーはオルトレキシアで「菜食主義のときは死にかけた」と発言し一時期話題を呼びました。

今回は自身も過食症・拒食症を経験したゆえに食事指導においてはメンタルを重視する筆者が、健康的な食事に気を遣いすぎるあまり陥る“オルトレキシア”についてお伝えします。

 

■オルトレキシアとは?

約20年ほど前にアメリカの医師であるスティーブン・ブラットマン博士が提唱したもので、オルトレキシアとは“正しい食事に対する強迫観念”と定義されています。ちなみに強迫観念とは過剰な不安や恐怖心を持ち、同じ思考を繰り返すことです。

オルトレキシアは“健康的な食事にこだわりすぎて”不健康だと言われるものを摂取することに、必要以上に不安や恐怖を感じて、カロリーや食べる量ではなく、「動物性食品はダメ」「小麦粉製品はダメ」と自分の中で“不健康”と思い込んだ食べ物を拒絶します。

そして、症状がひどくなると付き合いなどで仕方なく食べた時などは、自己嫌悪に陥り嘔吐することもあります。

日本においての摂食障害は過食症と拒食症の2種類のみが、厚生労働省の“難治性疾患(難病)”に指定されていますが、オルトレキシアは未だ正式な診断名がなく公には病気とされていないのが現状です。

 

■オルトレキシアってどんな症状?

・肉、魚、乳製品や卵に至るまで食品を買う際に、“産地”などのラベルに記載されている成分などを時間をかけて全てチェックする。

・有害成分を調べることに毎日、数時間も費やす。

・保存料などの添加物、遺伝子組み換え、農薬を使ったものを全く受け付けなくなる。

・グルテンやトランス脂肪酸など、身体に悪いと言う情報が広まったものを一切受け付けられなくなる。

・糖化や老化促進、肥満や糖尿病などのリスクがあるといわれている糖質を異常なまでに気にするようになる。

いずれもある程度は気にした方がいい事なのですが、こだわり過ぎると有機やオーガニックの野菜や果物くらいしか食べる物がなくなってしまいます。

そして、栄養のバランスが崩れ、神経質になり過ぎることからメンタルに支障が起こる……。悪循環に陥ってしまうのですが、困ったことに本人は「体に良いことをしているんだから」と思い込んでいるので、認知行動療法などを用いても改善が難しいのが実態です。

 

健康志向を求めることはいいことです。ですが、さまざまな情報が溢れる今、不安を煽りたてるような情報ばかりに目がいきすぎている人は“健康ばかり”を追い求めるのも注意が必要です。たまには“気を緩めて”みましょうね。

【著者略歴】

SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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※ Alena Haurylik / shutterstock