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新ヤセ法則ココにあり!脂肪をメラメラ燃やす「ベージュ細胞」って?

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肩甲骨ダイエットと呼ばれ話題になった“褐色脂肪細胞”。

「年齢とともに減少するから、食べ物で増やそう」「肩甲骨周辺に多く存在するから、肩回しで活性化すべし」「温めるより実は冷やした方がイイ!」など、検索するとたくさんの情報で溢れています。

そこで今回は、予防医療推進協会理事長として活動する筆者が、褐色脂肪細胞の働きと“結局やせるためにはどうすればいいのか”についてお話します。

 

■脂肪でありながら「脂肪を燃やす」細胞

褐色脂肪細胞は、「冬眠する動物は筋肉活動がほとんどないのに、なぜ体温を維持できているのか?」という疑問をきっかけに発見されました。

純粋に体温が低下するだけであれば体が機能しなくなって死に至ってしまいますよね。その生命の危機を乗り越えるために機能していたのが“褐色脂肪細胞”なんです。

また褐色細胞は、筋肉のように発熱し脂肪の燃焼を促すことから“脂肪であり筋肉でもある”とされていました。

 

■とにかく「冷やせばイイ」は間違い

人間の場合は、褐色脂肪細胞は体温調整機能が未発達な新生児に多く存在し、加齢とともに減少するといわれてきました。

そのため、“よく噛んで食べればばいい”、“辛いものを食べればいい”など“いかにして褐色脂肪細胞を増やすのか”については諸説あります。また肩甲骨を回すとその働きが活性化されるともいわれています。しかし残念ながら、どちらも現時点ではその医学的根拠はありません。

「では身体を冷やせば、体温を維持するために活性化するのでは?」と考える方もいるかもしれません。たしかに、この情報は耳にすることが多いですよね。

しかし、実は褐色脂肪細胞が活性化するのは生命が危機にさらされるほどの体温低下時だけなんです。ちょっとやそっと水で冷やしたくらいでは、筋肉の発熱によって体温は回復されるので褐色脂肪細胞の活性化にはなりません。

つまり、褐色脂肪細胞を増やす医学的根拠のある方法はまだ見つかっていないということです。

 

■やせるには結局「運動」しかない?

アメリカのダナ・ファーバー癌研究所所属のBruce Apiegelman博士の研究チームによって“脂肪を蓄積する”白色脂肪細胞、“脂肪を燃焼する”働きをもつ褐色脂肪細胞に続く、第三の脂肪細胞“ベージュ脂肪細胞”の存在が医学専門誌『Cell』に発表されました。

しかも、ベージュ脂肪細胞は活性化すると、褐色脂肪細胞と同じような働きがあることが実証されたのです。

ベージュ脂肪細胞を活性化させるためには、体温より低い27~33℃の冷気を当てる必要があります。また、運動することで全身の皮下に存在する白色脂肪細胞がベージュ脂肪細胞に変化することも分かっています。

 

現在、ベージュ脂肪細胞を増やすことが確認されている唯一の方法は“運動”です。さらに効果を出すためには、かなり低めの温度に設定したシャワーを浴びてベージュ細胞を活性化させてから運動するのもよいでしょう。

結局、“余計な脂肪を燃やすには運動が一番”という基本的なところに落ち着きそうです。

【著者略歴】

SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ lzf / shutterstock

【参考】

※ Impact of age on the relationships of brown adipose tissue with sex and adiposity in humans – NCBI.

※ Beige adipocytes are a distinct type of thermogenic fat cell in mouse and human. – NCBI

※ Fat cells directly sense temperature to activate thermogenesis. – NCBI

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