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見過ごさないで!生理でわかる病気のサイン

http://www.shutterstock.com/

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毎月のことながらPMS(月経前症候群)や生理痛に悩む女性は90%を超えるといわれています。しかしその半数はただ我慢するだけともいわれており、ましてや痛みを伴わない、出血や月経周期の問題については「体質だから」と見過ごしている人も多いのではないでしょうか。しかし生理の異常はそれでは済まされない病気が潜んでいることもあるのです。

そこで今回は予防医療推進協会理事長を務める筆者が生理の異常から考えられる病気のリスクについてご紹介したいと思います。

 

1:生理周期が長い 

生理周期が長いと、多忙な毎日を送る女性にとってはある意味ラッキーだと思いがちですが、生理がきたときの出血が異常に多い、むくみや疲労感、皮膚の乾燥、気力が出ないなどの症状があるようなら甲状腺機能低下症かもしれません。

甲状腺ホルモンは卵胞の成長に関わるため、甲状腺機能が低下すると卵胞の成長が遅れ、それに伴い排卵が遅れます。

ストイックなダイエットや痩せすぎ、ストレスなどが要因となるので、ダイエットもほどほどにしましょう。

 

2:生理周期が短い

こちらは日常生活においてもちょっと厄介ですね。しかし生理周期が長い場合と比べて生理痛もひどくない場合が多く、「また生理か……」とため息をつくぐらいで終わってしまいがち。しかしあまりに生理周期が短い場合は、黄体機能不全という不妊の原因にもなってしまう病気が潜んでいるおそれがあります。

卵巣機能は脳の視床下部、脳下垂体によって司られており、排卵やホルモン分泌が正常に機能するのですが、視床下部や脳下垂体の機能異常が起きたり、卵巣自体に異常が起こると黄体機能不全が発症するといわれています。

睡眠不足やアルコールの過剰摂取、喫煙、糖尿病、過剰なストレスなどとの関連が指摘されているので、睡眠を十分にとり、身体的にも肉体的にもストレスをためないことが重要です。

 

3:出血量が多い

生理周期は正常であるものの、毎回、貧血を起こすほどの大量出血がある。昼間でも夜用の生理用品が必要である。そんな時でも「体質なんですよね」と何も疑わず、諦めている人が筆者のクライアント様にも結構いらっしゃいます。

しかし大量の出血とともに便秘や下痢、頻尿、ひどい生理痛などがある場合には、子宮筋腫や子宮内膜症を疑った方がいいかもしれません。

子宮筋腫は良性ですが、米粒大から大きくなると10㎏までと大きさもさまざまで、出来る場所によっては排卵や着床を妨げることもあるので、妊娠を望んでいるなら注意が必要です。

また子宮内膜症はひどい痛みを伴うことが多く、30代から40代女性に増加中です。高学歴でストレスの多い女性に起こりやすいといわれていたり、初産年齢が若く、出産回数の多い人はかかりにくいと言われたりしていますが、はっきりした原因はまだ分かっていないようです。

しかし、子宮内膜もホルモンの影響を受ける器官には違いないので、やはりストレスコントロールは欠かせないといっていいでしょう。

 

この他にも生理の異常にはさまざまな病気が隠れていることがあるので、「生理の時だけのことだから」と軽視せず、早めの受診をお奨めします。

【著者略歴】
SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。