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ポットのなかも開花宣言! 目で舌で楽しむ「工芸茶」の魅力

ティーポットやカップに入れて湯を注ぐと、きれいな花を咲かせるお茶。「工芸茶」といわれる中国のお茶です。

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華やぐ季節にはお茶にも花を咲かせれば、気分がよりアップしそう。来客時はもちろん、手みやげにもオススメです。

■花が咲くお茶「工芸茶」って?
中華料理のお店で丸く小さいボールのような茶葉をみたことはありませんか? あれが花の咲くお茶、工芸茶です。

中国のお茶はとても古くて長い歴史があります。でも工芸茶は、比較的最近考案されたお茶です。見て楽しむ芸術品とまでいわれ、まさにビジュアルを重要視した、本当に美しいお茶なのです。

■工芸茶ってどうなっているの?
この工芸茶に使われる花はカーネーション、キンモクセイ、ジャスミン、千日紅、ローズ、マリーゴールド、ユリ、菊などです。職人の手によってつくられています。

茶葉は、一本一本まとめて木綿の糸で縛っていきます。この茶葉のまとめ方がとても大切で、上手にまとめられていないとうまく開くことができません。この茶葉の部分が、お湯を注いだときに葉のように大きく開きます。

そうしてきれいに整った茶葉に花を縫いつけていきます。花はとても小さいので茶葉に縫いつけていくのはとても大変です。最後に乾燥させてできあがり。

このように、ひとつひとつ丁ねいにつくられているのです。

■工芸茶の秘密
じつは、工芸茶には正式な名称がありません。お店で販売されているものはそれをつくった人の思いや感性で名前がつけられているのです。

たとえば、ユリは白百合が使われます。中国では古代宮廷で白百合は美容薬膳にも使われていたということで、それに由来した名前がつけられているものもあります。

工芸茶の持つストーリーを想像しながら味わうのも楽しみ方のひとつといえそうです。

■工芸茶のいただき方
工芸茶とガラスポットを用意します。耐熱ガラスのグラスやカップでも構いません。まずは茶器を温めましょう。このひと手間で花が開きやすくなります。

温まった茶器に工芸茶を入れたら、上からゆっくりと熱湯を注ぎます。花が開いたらいただけます。

花の咲くお茶、工芸茶は、それぞれのお店のオリジナルです。効能やビジュアルなど、お好みのものを探してみるのも楽しいですよ。
 
 
 
(のりこ)