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意外に多い!知っておきたい「薬と食品のNG組み合わせ」5つ

http://www.shutterstock.com/

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ドラッグストアでも簡単に薬が買え、軽い症状なら自分で対処できる便利な世の中になってきました。

可愛いピルケースに常備薬を入れて持ち歩く女性も多いのではないのでしょうか? 

しかし、食べ物との組み合わせによっては、不調を治すはずの薬が体に悪影響をもたらしてしまう場合もあるのです。

そこで今回は薬剤師の筆者が、薬と相性の悪い食べ物の組み合わせをご紹介いたします。

 

■1:ヨーグルトなどの「チラミン」を含む食材×カゼ薬

“チラミン”とは、チーズ・ヨーグルト・味噌などの発酵食品や、アボカド・赤ワインに多く含まれる物質。体中の酵素のはたらきにより“セロトニン”という神経や精神状態に影響をもたらす物質に変化します。

そのときに使われる酵素が、総合感冒薬(風邪薬)、鼻炎薬に含まれている塩酸フェニルプロパノールアミンや、パーキンソン病薬のセレギニン、結核薬のイソニアジドという物質を分解する酵素と同じものなのです。

チラミンを含む食べ物とこれらの薬を一緒に摂取すると、薬にはチラミンの分解を妨げる作用があるので、併用すると分解されなかったチラミンが体内にたまってしまいます。体内にたまったチラミンは交換神経に働きかけて、発汗、動悸、頭痛、血圧上昇、吐き気など引き起こしたりする恐れがあります。

 

■2:納豆にも含まれている「ビタミンK」×抗凝固薬

ビタミンKは納豆やほうれん草、昆布などに多く含まれています。

このビタミンKには血を固めやすくする作用があるため、血液中の血の塊を作りにくくする“ワルファリン”など、抗凝固薬と呼ばれるものを使用している人は要注意。薬の働きを弱めてしまう可能性があります。

 

■3:服薬後2時間はダメ!「グレープフルーツ」×抗ヒスタミン剤

柑橘類の中ではグレープフルーツに注意が必要です。グレープフルーツの成分が体内の“シトクロムP450”という代謝酵素の働きをを弱めてしまうので、薬の分解を遅れて効き目が強くでてしまい、副作用が現れる可能性が高くなります。

この酵素に関係する薬は多く、脂質異常症の薬、血圧の薬、アレルギーの薬(抗ヒスタミン薬)、向精神薬など、多くがグレープフルーツジュースと一緒に飲んではいけない薬となっています。

グレープフルーツやグレープフルーツジュースは、薬を飲んでから2~4時間後に食べるようにしてください。

 

■4:「カルシウム・マグネシウム」×抗生物質

牛乳などに含まれるカルシウム、マグネシウムは、抗生物質や骨粗しょう症の薬と結びついて作用を弱めてしまいます。

また、牛乳には胃酸を中和する働きがあるため、腸で溶けるような薬(腸溶錠)が胃で溶け始めてしまい、腸まで薬が届かなくなってしまうので注意しましょう。

 

■5:「アルコール」×鎮痛剤

アルコールも薬も肝臓で分解されます。そのためアルコールと薬を同時に摂取すると、薬の分解を遅らせてしまいます。その結果、薬の効果が本来よりも長く続いてしまい、薬の効果が増してしまいます。

睡眠薬、抗うつ薬、鎮痛薬などでは意識障害が起きる場合もあるので気を付けてください。

 

いかがでしたか。何気なく服用する薬ですが、食べ合わせによっては悪影響を引き起こすものもあります。

食べ物にも気を配りつつ正しく服用してくださいね。

【筆者略歴】

宮本知明 ・・・ 薬剤師×植物療法士。病院薬剤師を経て「薬と共存しない生活」の念いからホリスティックな健康観と出逢う。現在は、統合医療の知識をもった「ホリスティックな健康観を持つ女性」を育成する活動をしている。

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※ Photographee.eu / shutterstock

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