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母親のうつ病に心を痛める女性へ贈る言葉【心屋仁之助 塾】

メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「母親のうつ病にどう向きあったらいいのかわからない」というこゆきさん(31歳・会社員)に心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。

© Margarita Borodina – Fotolia.com

■こゆきさんのお悩み
こんにちは。私の母は、現在うつ病を患っています。母の病とどう向きあえば良いのか教えてほしいです。よろしくお願いいたします。

■心屋塾上級認定講師・サトーマサトさんより
こゆきさん、こんにちは。うつ・心の病をテーマに活動しています サトーマサトです。お母さまがうつ病ということで、心配で相談いただいたかと思いますが…。

じつは、お母さまのことを「心配しないこと」が一番いいのです。お母さまのことを「放置する」ぐらいが、ちょうど良かったりします。「えっ!? どういうこと!?」と思われたかもしれません。説明いたしますね。

うつ病になる人は、もともと真面目で勤勉、我慢強い、がんばり屋、負けず嫌い、完璧主義、他人を気遣える人です。それが限界を超え、心と体の安全装置・ブレーカーが落ちている状態です。

「ちゃんとしたいのにできない」で悩んでいます。うつ病になって「できなくなった自分」を「周囲の人に迷惑をかけてる」と責めているのです。周囲の人が心配し、悩んで暗い表情を浮かべていると、自分のせいで周りを不幸にしているんだ…と、さらに自分を責めます。

たとえるならば、お母さまはいま、荒波に飲まれ、海で溺れている状態です。こゆきさんは 海に飛びこんでお母さまを助けようとします。 

しかしながら、お母さまの側からすると、自分を助けようと愛娘が荒波に飛びこむ姿に「娘に申し訳ない、迷惑かけている」「自分がこんな病気になったばかりに」とまた自分を責めてしまいがちです。

こゆきさんは「助けようとする」する一方で、お母さまは「これ以上迷惑をかけまいと無理をする」。この状態を続けていると…。

溺れている人を助けようとして、自分も溺れてしまった。そんなケースになりかねません。陸の上から、お母さまが岸へたどりつけるよう見守るのが良いのです。

こゆきさんへの魔法の言葉は、「お母さんを 放っておいてもいい」です。

まずは、こゆきさん自身が幸せに暮らすことです。気持ちが明るくなるように好きなことをして、生き生きと人生を楽しみ、輝いた笑顔を見せること。その姿こそが お母さまにとってなによりの良薬です。お母さまが自分を責めずにすみ、安心できます。

こゆきさんのような「自分の大切な人が、うつで苦しんでいます」という相談、じつは結構多いのです。

上記のことを伝えると、多くの方は「そういわれても…」なんておっしゃいます。その場合は、うつ病で苦しんでいる人が問題でなく、相談者の問題として扱います。

こゆきさんに質問です。「うつ病に苦しんでいる母親をみてると どんな気持ちになりますか?」

罪悪感や不安感を抱えてるとしたら、その気持ちを解消できるように、こゆきさんが「自分自身の問題と向きあってみる」必要があります。

自分自身と問題と向きあい解消できたとき、不思議とお母さまのうつ病も快方へ向かうでしょう(そのようなケースを多くの相談者で見てきました)。

最後にオススメの映画があります。宮﨑あおいさん&堺雅人さん主演の『ツレがうつになりまして。』です。夫(ツレ)のうつ体験を通じて夫婦の絆を深めていく物語です(ご覧になったことあるでしょうか?)

お母さまのうつ…たいへんな状況かもしれません。しかし、この経験を通じて、こゆきさん自身が自分の生き方を見直し、母娘の関係がより深まる転機になること願っております。

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(サトーマサト)