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めまいで命の危険も! 女性に多い「メニエール病」の恐怖

仕事や育児などで疲れると、ふらっとめまいを感じることがあります。そのめまいが10分以上続くようなら、耳の病気である「メニエール病」を疑いましょう。

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何度も発作を繰り返して悪化していくメニエール病は、治療しなければ日常生活に支障をきたし、時には命にかかわる病気です。

メニエール病の原因はストレス?
メニエール病は30~40代の女性に多い病気でしたが、近年では男性や20代女性の患者も多くなり、患者数が増加する傾向に。原因は不明ですが、ストレスや極度の疲労、乱れた生活習慣ではないかといわれています。

春は人間関係や職場環境が大きく変化する季節。また、寒い冬から一気に気温が上がり、自律神経が乱れやすくなります。メニエール病を発症する患者は、春に多いようですので、疲れやストレスをためないよう気をつけましょう。
 
 

何度も繰り返すメニエール病の症状
次の症状は、メニエール病の発作と呼ばれています。

・突然目の前の光景がグルグルまわりはじめる「めまい」が10分以上、長くて数時間続く
・耳鳴り、耳の閉そく感(つまり)、音が聞き取りにくくなるなど、難聴の症状が出る

症状を我慢していると発作がおさまり、めまいも耳鳴りも治ります。しかし発作は間隔をあけて何度も起こり、そのたびに症状が悪化していくようです。めまいの時間も長くなり、おう吐や動悸などがおこります。

恐ろしいのはめまいを起こして倒れ、事故やけがの原因になること。駅のホームなどから転落すれば、命にかかわります。

発作がおさまったから治ったと思いこまずに、早めに病院への受診が必要です。

10分以上続くめまいを感じたら、まず耳鼻科へ
めまいや難聴はほかの病気でも起こるため、メニエール病の正しい診断を得るには耳鼻科やめまい専門医にかかる必要があります。10分以上続くめまいを感じたら、発作を繰り返す前に受診しましょう。

メニエール病がなぜ起こるかは解明されていませんが、何らかの理由で内耳(ないじ)のリンパ液が多くなっておこる、「内リンパ水腫」が原因と考えられています。

水腫を軽減する利尿剤、神経伝達と血液循環を促進する薬剤、めまいや吐き気を抑える薬などの投薬で治療するのが一般的。患者が感じているストレスを軽減するために、心理療法を用いることもあります。

メニエール病の完治は難しいといわれていますが、症状を抑えることはできます。治ったと思って薬をやめると発作が再発しますので、必ず医師の指示にしたがって治療を続けることが大事です。
 
 
(オダ マユミ)