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カモミールティーで目を洗う!? ドイツのびっくり健康法

ドイツといえば「工業や科学が発達している、理論的な国」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。確かにそのイメージは間違っていないのかもしれませんが、そこはさすが、歴史と伝統ある国。ちょっとマユツバものの迷信も、意外とはびこっていたりするのです。

© Sonja Birkelbach – Fotolia.com

■カモミール茶は万能薬?

迷信療法の代表選手といえばこれ、カモミール(カミツレ)茶。リラックス効果が高いことや、お腹にやさしいことで知られ、病院には必ず常備してあります。人によってはこれを、傷口を消毒したり、肌荒れを鎮めるために顔に塗ったりすることに用いるのです。

広く信じられているようですが、医学的効果は疑わしいようです。

私の息子が生まれたばかりのとき、涙腺がつまっており、片目にいつも目やにがたまっていました。新生児担当の医師は、「うちの看護婦たちがカモミール茶で目を洗おうとするだろうが、絶対やらせないように」と忠告してくれました。

そして本当に、看護婦さんたちがカモミール茶で目を洗うことを勧めてきたのです。看護婦さんには年配の方も多いため、そのような療法がいまだに効くと信じられているのかもしれません。
 
 

■窓を開けたら風邪を引く?

もうひとつ、今でも信じられているのが、「空気の流れにあたると風邪を引く」というものです。窓を開け放しておくと、気圧や温度によって部屋の中に空気の流れができますよね。この気流のことを、ドイツ語では“Zug”といいます。Zugはおもに“列車”という意味です。

このため、ドイツでは窓を開けっ放しにせず、換気の必要がある場合はしばらく窓を開け放し、そのあとで必ず閉めます。

専門家によると、医学的根拠はなにもないようです。しかしながら、今でも忠実に守られているので、たとえばうだるような暑い日でも窓を閉め切ったままのところが多く、外国人がぶつぶつ文句を言う姿も見られます。ドイツでは今でも冷房のないところが多いので、真夏の閉め切った部屋はたいへんな苦痛となります。

いかがでしたか? ところ変われば常識も変わる、違う国の人から見たら「おもしろい」と感じる風習はたくさんあります。いろいろ調べてみるのも楽しいかもしれませんね。
(モーゲンスタン陽子)