Woman.excite

夢を見る? 寝汗をかく? 症状別「不眠」に役立つ漢方4選

初夏になって、新生活も落ち着いてくるころ。生活のペースはつかめてきても、どこかまだ緊張していてなかなか寝つけないことはありませんか? 眠れなくてつらいときは、漢方が役に立つかもしれません。

© Sven Vietense – Fotolia.com

■夢を見たり眠りが浅い人には…

「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」

夢をよく見る人は眠りが浅く、睡眠時間を長くとっても疲れがとれないことがあります。寝不足状態なので昼に眠くなり、日常生活に支障をきたすことも。こうした悩みをもつ人には、「柴胡加竜骨牡蛎湯」が適しているといいます。

高血圧による不眠や、精神的に不安を抱えて眠れない人にも効果的。緊張が続いて動悸がするときにも役立ちますが、虚弱体質の方は避けた方が良いでしょう。

■疲れやすい体質の人には…

「加味帰脾湯(かみきひとう)」

疲れやすいタイプや、食欲がなく顔色が悪い人には、「加味帰脾湯」を。ニンジンやショウガのほか、「竜眼」というフルーツが使われていて、神経を鎮める作用があるのだとか。

ブルーな気持ちになってしまったり、イライラが原因で寝つけないといった不眠症状にも効果的といわれています。
 
 

■不安や焦りが原因の不眠には…

「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」

「抑肝散加陳皮半夏」は、子どものひきつけなどに用いる漢方(抑肝散・よくかんさん)に、サトイモ科の植物「半夏」と、ミカンの皮である「陳皮(ちんぴ)」をプラスしたもの。半夏には鎮静、陳皮にはリラックス作用があり、虚弱体質の人に処方されます。

服用することで感情をコントロールしやすくなり、“神経が高まって眠れない”という不安や焦りが原因となる不眠症に役立ちます。筋肉のこわばりをほぐす作用もあるので、足腰のだるさ解消にも期待できるそう。

なお、もとになった「抑肝散」も不眠症に効果があり、緊張を和らげる「茯苓(ぶくりょう)」という生薬が含まれています。

■寝汗や、体が熱く感じる人には…

「黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)」

「黄連阿膠湯」には、解熱作用がある「黄連」という植物が含まれています。寝汗をかいたり、体が熱く感じる、顔がほてるなどの症状によって寝付けない人におすすめです。

こうした症状は、冷え性や乾燥肌の女性に多く見られるそう。そのため、体を温めたり、肌にうるおいを与えたりすることも大切です。

「ただ眠れないだけなのに、薬を飲むのはよくない」と考えるかもしれませんが、どうしてもつらいときには頼ってもいいと思います。不眠を解消すれば、子どもの前でも笑顔でいられるはず。家族にとってなにが幸せなことなのかを考えて、選択していきたいですね。
 
 
(丸部りぃ)