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自分の髪の毛が子どもの医療用ウィッグに 切る前に知っておきたい「ヘアドネーション」

ボブヘアーは今年のトレンド。暑くなってきたし、イメチェンも兼ねて髪を切ろうと考えている人は多いかもしれませんね。

© Syda Productions – Fotolia.com

美容院へ行く前に覚えておきたいのが、「ヘアドネーション」というボランティア活動。病気で悩む子どもたちの医療用ウィッグをつくるために人毛を集め、賛同した女優たちも寄付しています。

■髪を失った子どもたちをサポート
ヘアドネーションは、女優の柴咲コウさんや水野美紀さんなど、芸能人たちが髪を寄付したことをSNSで報告して話題に。

日本では、「Japan Hair Donation & Charity(JHDC)」という特定非営利活動法人が窓口となり、病気などで頭髪の悩みを抱えた18歳以下の子どもに、寄付された髪を使った医療用ウィッグを無償で提供しています。

医療用ウィッグの価格は高く、さらに人毛を使用してフルオーダーすると、数十万円にもなることが。しかも、子どもは成長によってサイズが変わりやすく、買いかえるたびに金銭的な負担が大きくなってしまいます。

そこで、大阪の美容師を中心にJHDCを立ちあげたそう。海外ではすでにこのような活動が広がっていますが、日本で活動しているのはJHDCのみです。

■寄付できる髪の条件は?
切った髪は、郵便や宅配便などでJHDCに送ればOKです。ただし、すべてウィッグになるわけではなく、寄付するには条件があります。

まず、切り口から毛先の長さは、乾いた状態で31cm以上あること。束ねる髪の量にあわせて、切り口から1~2cmのところをゴムできつくしばります。長さに関係なく、束には同一人物の髪を使用すること。ほかの人の髪を混ぜることはNGです。

また、カビや雑菌の繁殖を防ぐために、髪は完全に乾いた状態で送ります。切ったばかりの髪だけでなく、保存状態がよければ昔カットした髪でもOKです。

子ども用のウィッグなら、「カラーリングした髪や白髪混じりではNG?」と思うかもしれませんが、問題ありません。引っ張るだけで切れてしまうほど傷んだ髪は使えないけれど、枝毛や切れ毛があっても大丈夫。パーマがかかっていてもOKで、寄付する人(ドナー)の年齢や性別、国籍、輸血などの有無も問いません。

■ドナー特典が受けられることも
こうした活動は徐々に広がりを見せていて、全国に「賛同美容室」が増えています。トリートメントなど、ドナーへの特典を用意しているサロンも。

近くに賛同美容室がない場合でも、JHDCのサイトには、髪の束ね方などをまとめたPDFファイルがあるので、プリントアウトして美容師に見せるといいでしょう。予約の際に「ヘアドネーションに協力したい」と伝えておくといいですね。

病気で悩む子を助けたい。ママになると、その思いは一層強くなるのではないでしょうか。多額の寄付は難しくても、捨てるはずの髪が誰かの役に立つなんてすてきですよね。もっと多くの人にこの活動を知ってほしいものです。

(参考)
・Japan Hair Donation & Charity(JHDC)
 
 
 
(藤井蒼)