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「わかって欲しい、行動して欲しい」とイラついてしまう妻たちへ【ダンナのトリセツ 第6回】

こんにちは。心理カウンセラーの小高千枝です。

数年前までは、カップルカウンセリングに関しては奥さまからお申し込みがあり、ご主人がずるずると引きずられるように、嫌々ながらカウンセリングに連れて来られる。そんな場面が多く見られました。

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しかし、ここ最近は男性サイドからのお申し込みが増えて来ているということ。とても嬉しい傾向だと感じます。

女性の感情論がわからない論理的思考傾向が強い男性だからでしょうか。

専門的なことは専門家と向き合い、客観的な見解を理解した上で、大切に思う妻の感情論や価値観との向き合いをしようとする。そういった男性の思いを、女性だからこその“母性”で汲み取っていただきたいと思います。

別の生き物だと思うこと
「何でうちのダンナは女心がわからないの?」
「わざわざ(妻から)お願いしなくても行動で示して欲しい」

奥さまたちからの不平不満は常につきまとうものです。そして、そういった言葉をカウンセリング開始に何度も耳にしています。そうですよね。「何で?」と渦中に入ってしまうとイライラは募ります。

しかし、「仕方ないわ。だって性別が違う別の生き物だから」そう思うとラクになりますよ。

同性同士であっても価値観や感覚の違い、常識の違いは多々あると思いますが、異性になるとその範囲は更に広くなります。ご主人からみても全く同じことを思っているのです。

お互いさまであり、別の生き物だからこそ、なかなか理解し合えない。でも、一緒にいることに意味があると捉えてみてはいかがでしょう。
 
 

相手のことを「好きだから」こその思い
そして、「わかって欲しい」と思う気持ちの根底には、「好きだから」という感情が存在しているため。

度が過ぎると「好き」過ぎて相手をコントロールしたい気持ちも芽生えますが、軽い「分かって欲しい」というちょっとしたイライラ程度の感情でしたら、ご主人を思う気持ちの方をクローズアップしてみてください。イライラしながらも、その中に温かい気持ちが芽生えますよ。

ご主人からすると「妻の喜ぶ顔が見たい」「いつも笑顔の毎日を送りたい」そう思うからこそ、どう接したらいいのかがわからなくなるものです。そこも母性で包み込んであげてくださいね。

勿論、カウンセラーのような専門家が間に入り、中立な立場でお互いの歩み寄り方をアドバイスできる環境があればいいのですが、なかなかカウンセリングを受けることはハードルが高いですよね。

意固地にならず、奥さまから素直に歩みよったり、ご主人なりに行動を起こしてくれたときは、お互い「好き」だからこその思いやりを受け止め、「感謝」の気持ちを伝えあえたらと感じます。

ご夫婦の関係を大切にするために心理的メカニズムを見つめた中に置いて、感情コントロールをし、素直な気持ちを伝えあいましょう。素直さが一番です。

ダンナのトリセツ その6「わかって欲しい」の裏には「ダンナを好きだから」の気持ちが。イライラよりもご主人を思う気持ちの方をクローズアップしてみて。意固地にならず、素直になって歩み寄りましょう。
(小高千枝)