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くしゃみをした瞬間に、まさかの尿もれ! 考えられる原因は?

くしゃみや咳をした瞬間、少量の尿がもれてしまったことはありませんか? じつは、女性にとっては珍しい症状ではありません。

 

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中高年はもちろん、20代、30代の女性にも、尿もれに悩む人は少なくないと言われています。原因には、どんなことが考えられるのでしょうか。

■主な原因は、出産・加齢による「骨盤底筋」の衰え
女性の尿もれのもっとも多い原因は、骨盤底筋のゆるみだと言われています。骨盤底筋というのは、骨盤の底の部分にあるハンモックのような形の筋肉。下腹部にある子宮や膀胱(ぼうこう)などの内蔵を下から支えています。また、尿道や膣(ちつ)を締める役目も担っています。

しかし、女性が妊娠・出産を経験すると、骨盤底筋に大きな負担がかかり、その筋力や収縮力が弱まるそう。たとえ出産しなくても、加齢とともに女性ホルモンが減少するため、筋力は徐々に衰える傾向があります。

骨盤底筋が弱くなってくると、くしゃみや咳をしたとき、重いものを持ちあげたときなど、おなかに力がかかった拍子に尿道がゆるんで軽い尿もれを起こしやすくなるのです。

■若くても運動不足だと、骨盤底筋はゆるみやすい
出産、加齢のほか、慢性的な便秘や肥満が尿もれの原因になっていることもあるようです。これは、たまった便や脂肪の重さが、尿道や膀胱を圧迫するため。排便の際にムリにいきむことも、骨盤底筋のダメージにつながります。

運動不足も、骨盤底筋の筋力を低下させる原因のひとつ。本来、骨盤底筋のゆるみは、出産した女性や40代以上の女性に起こりやすいのですが、現代では、オフィスでの長時間のデスクワークや運動不足の影響で、20代でも、骨盤底筋のゆるみから尿もれを起こすことがあるようです。

■膀胱炎、子宮筋腫などの病気が原因の場合も
「おなかに力が入ったときにちょこっともれる」というより、「トイレに間に合わずにもれてしまう」という症状の場合。筋力が弱っている可能性のほかに、膀胱炎などの感染症になっている、脳梗塞を起こしていて排尿にブレーキをかける信号がきかなくなっているなど、さまざまな原因が考えられます。

さらに、子宮筋腫や卵巣のう腫などが膀胱を圧迫して頻尿になり、尿もれを起こしやすくなるケースもあるようです。

骨盤底筋のゆるみが原因の「ちょこっともれ」の場合は、膣と肛門を締めたりゆるめたりを繰り返す骨盤底筋のトレーニングを行うことで、改善が期待できるそうです。

一方、尿もれの症状がより深刻な場合は、原因となっている病気や症状に応じて、婦人科や女性尿もれ外来、泌尿器科などでの治療が必要になります。

尿のトラブルが気になる人は、病気の可能性も考えて、まずは一度、婦人科で相談してみるといいかもしれません。
 
 
 
(二条しおり)