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朝がつらい、疲れやすい…低血圧の症状って、放置しておいていいの?

女性には血圧が低めの人が多いですよね。高血圧は、健康診断や病院を受診した際に、将来の動脈硬化や心臓病のリスクが高まると注意されることが多いのですが、低血圧は、「血圧、低いねー」と言われるくらいで、注意やアドバイスを受ける機会がなかなかありません。

 

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そこで今回は、低血圧のリスクや改善のポイントについて紹介します。

■低血圧は、心臓が血液を押し出す力が弱い状態

まずは、低血圧の定義や症状などの基礎知識を知っておきましょう。一般的に、低血圧とは、最高(収縮期)血圧が100mmHg未満のことを指します。

血圧とは、わかりやすく言うと、心臓から流れてくる血液が血管を押す力のこと。低血圧は、この力が弱い状態なので、体全体の血の巡りが悪くなり、結果として体にさまざまな不調が現れやすくなるのです。

その症状は、めまい、立ちくらみ、頭痛、疲れやすい、動機、息切れ、食欲不振、冷え性、肩こりなど、多岐にわたります。朝の目覚めが悪い、午前中は元気が出ないという人も多いようです。

たまたま1回の血圧測定で最高血圧が低く出たとしても、特に症状がなければ問題はありません。しかし、いつ測っても最高血圧が100mmHg未満で、上記のような症状が出ているのであれば、低血圧症と言えるでしょう。その場合、症状の程度によっては、改善の工夫や病院での治療が必要です。
 
 

■高血圧のような大きなリスクはない?

低血圧症には、原因に心臓病や甲状腺の病気、薬の副作用が絡んでいる「症状性低血圧症」と、はっきりした原因が見当たらない「本態性低血圧症」、急に立ち上がったときにめまいや立ちくらみが起こる「起立性低血圧症」の3種類があります。

このうちもっとも多いのは、本態性低血圧症です。このタイプの低血圧は、病気というより体質。日常生活に支障をきたすような症状が出ていなければ、心配しすぎることはないそうです。

むしろ本態性低血圧症の人は、高血圧の人より心筋梗塞や脳卒中になるリスクが低いため、将来、健康で長生きすることが多いともいわれています。また、通常、年齢とともに動脈硬化が進み、血圧が上がるものなので、低血圧による症状も、高齢になると自然に改善することがあるようです。
 

■改善のポイントは、規則的な生活と適度な運動

ただし、だからといって、低血圧の症状を放置しておいていい、というわけではありません。低血圧症と思われる症状が出ている人は、原因に病気が絡んでいる「症状性低血圧症」の可能性があるので、一度病院で相談してみましょう。

診察の結果、単なる体質だとわかった場合でも、症状が深刻な場合は、薬などによる治療が可能です。薬を飲むほどひどい症状はなくても、低血圧で元気が出にくく疲れやすいと、仕事や家事の効率も下がりがち。できれば少しでも改善したいですよね。

低血圧改善の一番のポイントは、早寝早起きと規則正しい食生活だといわれます。特に朝は、食欲がなくても食事を抜かず、何か少しでも口に入れることが大切です。

低血圧の人の場合、血圧を上げる作用がある塩分を控えすぎる必要はありません。特に朝は、適度な塩分を含むお味噌汁とごはん中心の和食がおすすめです。

また、低血圧の人がお酒を飲むと、起立性低血圧による立ちくらみを起こしやすいので、控えた方が安心かもしれません。加えて、ウォーキングや水泳などの適度な運動で筋肉を鍛えると、血液の循環がよくなって、冷えや肩こりなどの症状が改善することが期待できるそうです。

普段から低血圧でイマイチ調子が出ない人も、規則正しい生活とマイペースな運動習慣で、少しずつ体力アップできるといいですね。
(二条しおり)