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生理中のツライ貧血を改善する「予防法」

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生理中の立ちくらみ。「生理だから貧血かな?」なんて、いつものことだからと放置してしまっていませんか? だけど放置していると、だんだん悪化してしまうことも。

今回は予防医療推進協会の理事長を務める筆者が、生理中の貧血のような症状と、今から取り組みたい予防・改善ポイントについてご紹介します。

 

1:生理中だけの貧血は鉄欠乏性貧血じゃない?

貧血にも種類があり、鉄分が不足して起こる“鉄欠乏性貧血”や、ビタミンB12の不足で起こりやすくなる“悪性貧血”、そして生理中などに起こる“虚血性貧血”があります。

生理のとき以外は何ともないのに、生理中だけ貧血症状がある場合は、“虚血性貧血”が疑われます。“虚血性貧血”とは、生理中は子宮に血液が多く送られるために、本来は脳に送られる血液までが子宮に回ってしまい、脳へ送られる血液が減ってしまうために起こるものです。

立ちくらみと言われるように、座位から立ち上がったときなど身体を急激に起こしたときに起こりやすいのは、身体を急に動かしたために血液が下に下がってしまうからです。

 

2:約30%の女性が“量が多い”と感じている

花王株式会社のロリエが過去に行った読者アンケート調査では、約30%の女性が「量が多い」と感じていたそうです。しかし経血の量は人と比べることができない上に、1回の月経の経血量で正常とされる量も、調査機関によってばらつきがあるのが現状です。それほど個人差が大きいとも言えるのでしょう。

実際のところ正常量がどうであれ、立ちくらみなど辛い症状があれば早めに対処したいものですよね。

 

3:基本はやっぱり食生活

出血=貧血ではないにしても、やはり日頃から鉄分をしっかり摂れていれば、虚血性貧血のリスクは低くなります。鉄分には肉や魚に多く含まれているヘム鉄と、ほうれん草などの野菜や乳製品などに含まれる非ヘム鉄の二種類があります。

この2つの大きな違いは吸収率。ヘム鉄で3~15%、非ヘム鉄は通常その5分の1程度しか吸収されません。そのためカロリーを気にして肉や魚を控えすぎると、鉄分が不足しがちになってしまいます。

では非ヘム鉄では摂っても意味がないかというと、そうでもありません。ビタミンCやタンパク質と一緒に摂取することで、体内でヘム鉄へと変化し吸収率が上がります。ただし、吸収をコーヒーや紅茶、緑茶に含まれるタンニンと一緒に摂ると吸収率が下がってしまうので、食後20分程度あけてからお茶やコーヒーを飲むようにしましょう。

 

貧血はめまいや立ちくらみのほかに、怠さや頭痛などの症状が出ることもあります。毎月のことだからと放置せず、まずは食生活などの改善から取り組み、効果が実感できないときには早めに病院を受診するようにしてくださいね。

【参考】

わたしって過多月経? – 花王株式会社

※ 石川隆監修「生理学の基本がわかる事典」西東社

【画像】

※ gpointstudio / Shutterstock

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佐々木 さゆり
健康管理士/心理カウンセラーなど
長年の医療業界での経験や40㎏減量の体験を生かし、延べ3万人を超える人の心と体の健康に携わる。総合栄養学・身体機能等を学べる「予防医療指導士」のテキスト監修者でもある。著書は「本当は怖いデスクワーク」
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