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【薬剤師が解説】その飲み方大丈夫?意外と間違えているお薬の飲み方

ちょっとの熱では休めない。いつもの痛みに耐えられない。お仕事や家族のために休んでいられないそのお身体。お薬でなんとかしますか?

リスクのあるお薬、飲むなら適切に使って、症状を緩和していただきたい。
適切な服用方法と、意外と間違いがちなお薬の飲み方を、薬剤師が解説します。

■お薬の正しい飲み方から

お薬は、たっぷりのお水(常温〜37度くらい)で飲むのが基本です。

また、お薬を服用する時間が指示されているのは、お薬の吸収のされ方に違いがあるから。胃の中に何もない状態がいいもの、お食事の後の方がいいもの、によってお薬を飲む時間が異なります。

・食前:食事の30分~1時間前の空腹時
・食直後:食事が済んだらすぐに
・食後:食事のあと30分くらいの間に
・食間:食後2~3時間後の空腹時
・就寝前:寝る直前、または寝る30分~1時間前

お薬を飲み忘れたときは、気付いた時に飲むか、または、1回分を飛ばして、次の時に飲みます。不安な時は、医師や薬剤師に相談してください。

 

■ こんな飲み方していない? 間違った飲み方の例

① お薬の飲み方

お薬によっては、ジュースや牛乳、お茶で飲むとお薬の吸収に影響を与えたり、お薬の作用が変化したりする場合があります。
また、お薬を飲んだ後にアルコールを飲むことも薬の作用に影響を与えたり、副作用を高めることがあるので危険です。

② 解熱鎮痛薬(ロキソニン、カロナールなど)

痛みの予防や、指示の2倍量を飲んでいたり、お薬とお薬の間隔が短かったりしていませんか?

また、発熱も、身体の免疫力が働いている証拠です。身体を守るために必要な発熱を下げてしまうと、菌やウイルスに対抗する力が弱まります。

どうしても、痛みを我慢できない、熱を下げなくてはいけない、という時以外は、ご自身の判断で飲まないでください。

③ 抗生物質(抗菌薬、抗ウイルス薬など)

最近は、風邪のときに抗生物質は効かない、とよく知られるようになりました。風邪はウイルスによる感染症なので、よく処方されている抗生物質(抗菌薬)では効きません。

その代わり、抗生物質を飲まなくてはいけないこともあります。その場合は、医師に処方された日数分のお薬をすべてを飲む「飲みきり」をしなくてはいけません。指示された分のお薬をすべて飲まなかった場合、「耐性菌(※)」の出現を注意しなければいけません。
※耐性菌とは、飲んだお薬が効かなくなるように、菌が進化した姿です。

いかがでしたか?

ご自身もお子様も大切な方も同様です。
できる限り、身体にとって害になるものはとらず、お薬も適切に飲むようにしましょう。また、予防医学の考え方を取り入れ、症状が出る前の身体つくりとして、お食事の見直しから始めてみましょう。

 

【画像】

※ TijanaM/Shutterstock

薬剤師。ココロとカラダのセラピストとして活動。予防医学の大切さに気づき、「お薬に頼らない毎日のコツ」を伝えている。家族のパリ赴任を機に、パリからオンラインで健康相談やグループコーチングを提供している。
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