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日本女性の「痩せすぎ」が止まらない!病気と健康被害になる前に知っておきたいこと

平成27年「国民健康・栄養調査」にて、20歳代の女性のやせ(BMI18.5未満)の割合は22.3%であることが報告されました。これは20歳代の女性の5人に一人がやせであると示しています。成人女性のやせの割合の平均は11.1%であり、特に20歳代の女性のやせが大きな問題になっています。やせた女性が多い原因として、メディアや洋服の規格等の影響を受け、やせ願望、ダイエット志向が強くなったことが挙げられます。

 

やせるとどんなことが起こるか

日本栄養士会雑誌2017年2月号では、著しいやせはエストロゲンや甲状腺ホルモンを低下させたり、ストレスホルモン(グルココルチコイド)の分泌を増加させたりするおそれがあるということが報告されています。エストロゲンは主に卵巣から分泌されるホルモンで、体重減少により卵巣機能が低下すると月経不順を引き起こす場合があります。

他にも、エストロゲンが低下すると、ほてり感や寝つきが悪く眠りが浅い、イライラする、疲れやすいといったような更年期障害の症状が出たり、骨量を現象させたり、LDL-コレステロールの上昇をもたらすことがあります。やせ、ダイエットが健康や精神面にも影響を及ぼすということを知ってほしいですね。

今回は、どのようなことに気を付けて食事をしたら良いか、管理栄養士である筆者の考えを記します。

 

欠食せず、1日3食食べる

人は生きていくためのエネルギーや栄養素を「食べる」ことを通して体内に取り入れています。欠食すると栄養不足になりかねません。特に欠食しやすいのが朝食です。朝食は眠っている胃腸を動かすスイッチを入れる、体温を上げる、体内時計のリズムと生活リズムのずれを解消する働きがあります。腸が動くと排便を促してくれるので、便秘の解消にも良いですよ。

 

主食、たんぱく質の多い食品、野菜

ごはんは茶碗1杯(150g程度)が目安です。メインのおかず(肉、魚、豆類、卵などのたんぱく質の多い食品)と、野菜料理をそろえましょう。忙しい時は、惣菜や缶詰を上手に利用しましょう。スーパーやコンビニでおひたしやサラダ、酢の物を購入してもいいですし、青菜を多めに買って冷凍しておいてもいいですね。1日1回、乳製品と果物があると栄養バランスが整います。

 

野菜の色、調理法

料理に手間をかけられる場合は、色と調理法を意識してみましょう。赤、黄、緑、白、黒と彩りをそろえると栄養バランスが整いやすいです。少なくなりがちなのが黒(海藻、きのこ)。乾燥わかめを常備しておき、サラダや味噌汁に入れると取り入れやすいです。

野菜は、生で食べるものと、加熱調理したものの両方があるといいですね。なぜなら、双方にメリットがあるからです。水溶性ビタミンは加熱によって壊れやすいので、生だとビタミンを丸ごと摂取することができます。一方、加熱すると量を食べることができるので、食物繊維を多く摂取できますよ。

 

いかがでしたか? あなたの健康は、あなたの未来と家族につながっています。 あなたの体と食習慣をいま一度振り返ってみてくださいね。

 

【参考】
厚生労働省 平成27年国民健康・栄養調査結果の概要

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/kekkagaiyou.pdf

日本栄養士会雑誌2017年2月号

みぽ
管理栄養士ランナー
1985年、岡山県生まれ。武庫川女子大学卒業。病院に勤務する管理栄養士。高校生の栄養サポートもしている。趣味はマラソンで国際マラソンにも出場。結婚後は家事、仕事の両立を目標にランニングを楽しんでいる。
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