【トレーナーが伝授】スクワットは角度が重要!
リカバリートレーナーの伊藤晃一です。
みなさん、普段スクワットはされていますか?
スクワットはトレーニングの基本動作です。健康促進やボディメイクのためのトレーニング施設、リハビリなどを行う医療現場、競技力向上を狙うアスリートの現場など、世界中で行われている動作であります。
今回は知っているようで知らなかった、スクワットの角度の重要性について紹介させていただきます。
スクワットというのは、しゃがみ込みによって下半身を鍛える種目であり、他のあらゆる種目同様に、角度により負荷が変わるということについては、既にご存知な方も多いでしょう。
クォータースクワット
まずこちらの角度はクォータースクワットと呼ばれるものです。
太ももの角度が地面と30〜45度のあたりになっています。
浅い角度であり、重量が上がっても身体がブレることを抑えることが出来、安全に動作を行う事が出来ます。
しかし筋の伸展が少ないため、強度は低いです。
ハーフスクワット
次にハーフスクワットです。
膝の角度が90度になっています。ステップアップを狙う時に取り組みやすい角度です。
思い切ってしゃがんでみましょう。
クォータースクワットよりは負荷が強く、フルスクワットよりは低くなります。
フルスクワット
そして最後に紹介するのは、フルスクワットです。
太ももが床と平行以上になっているため、膝関節にも負担がかかりやすく、バランスやフォームをしっかり保つ意識が必要となります。しかし、筋はしっかりと伸びており、より下半身をトレーニングしている実感があります。上級者向けのトレーニングと言えるでしょう。
大きな角度で鍛える事は、トレーニングを効率よく行う上で、重要なことですが、現在のご自身のレベルを無視するのは、怪我のリスクを増大させます。
まずは角度の練習を行い、フォームの崩れ等がなくなったらウェイトを使用した高負荷のスクワットに入りましょう。
また角度を増やす上でストレッチも重要な要素になります。スクワットを繰り返す中で、伸びにくい箇所を見極めて、しっかりその部位を伸ばしましょう。
トレーニングは反復により着実に成長していきます。最初はクォータースクワットから試し、徐々にフルスクワットへと近づけてみて下さいね!