鼻呼吸+腹式呼吸!心身ともに元気になりたいときの呼吸のポイント
私たちが意識せずに必ずおこなっていることのひとつに“呼吸”があります。そして、呼吸は「ただ息を吸って吐くだけ」のことだと思われているかもしれませんが、そうではありません。
呼吸を大事にすることで、体はもちろん心にまで嬉しい効果に期待できるのです。
そもそも呼吸って?
呼吸は、エネルギーの生成に必要な酸素を血液に取り込み、二酸化炭素を体外に排出するという役割を持ちます。
それだけではなく、気持ちを静めたり、前向きな気持ちにしたり、精神的な働きかけもしてくれる呼吸。
では、呼吸を丁寧に大事にしようと思ったとき、私たちはどうしたらよいのでしょうか。
呼吸と上手く付き合う方法
(1)鼻呼吸を意識
近頃は、口をポカンと開けて口呼吸をしている人の姿をよく見かけます。これでは、口腔内が乾き、唾液がもつ殺菌力が低下。風邪をひきやすくなったりする恐れが。また、口が開いたままだと口周りの筋肉が弱り、たるみやシワの原因にもなります。
アレルギーなどでツラい人は仕方がない部分ですが、そうでなければ鼻呼吸をすることを意識して。
(2)腹式呼吸で血流にアプローチ
腹式呼吸は、横隔膜周辺の筋肉を使って肺を大きく広げるため、酸素を取り込む量が増え、その結果血行が促進されると言われています。
吸う息ではお腹を膨らませ、吐く息ではしぼめていくように意識をしながら呼吸をしてみてください。内臓のマッサージになったり、お腹の緊張をほぐしたりすることもできますよ。
(3)苦しくならない程度にゆっくり
呼吸は頑張って長く吸う・吐くがいいとは限りません。どちらも頑張りすぎると苦しくなってしまいますよね。とは言っても、深い呼吸の方が取り込める酸素の量が増えるのも事実。
「いつもの自分の呼吸よりも少し長い」くらいのペースでゆっくりおこないましょう。
まずは意識が向いたときに。徐々にこの呼吸をする時間を増やしていけたらよいですね。