【トレーナーが伝授!】30代でも注意!つらい四十肩・五十肩に
リカバリートレーナーの伊藤晃一です。
40代~60代に多いとされる『四十肩・五十肩』ですが、これらは呼び名が違うだけでどちらもほとんど同じ疾患です。30代女性にも増えています。
初期老化の症状として出てくる激痛であり、自然に治ると言われますが、放置することで肩が動かなくなるなど後遺症が残ることもあります。
適切な対処で痛みを緩和し、早めに回復できるようにしましょう。
四十肩・五十肩とは
四十肩・五十肩の発生原因は、未だはっきりと解明されていませんが、肩関節周辺の組織に変性が起こり、生じた炎症によって痛みが起こる肩関節周囲炎と言われています。
身体に対するストレスは、四十肩・五十肩に良くないと言われており、不規則な睡眠時間、食事、生活習慣、また猫背などの姿勢不良なども、悪影響と言われております。
運動時だけではなく、安静時や夜間にも痛みがあるのが特徴です。
自然に治ることもありますが、放置すると関節が癒着し、日常生活にも支障をきたすことがあります。
急性期は無理せず安静が原則ですが、痛みが落ち着いてきたら、ぜひ運動療法を取り入れてみてください。
四十肩・五十肩の改善と予防のトレーニング
肩関節は動かさないと、どんどん固まってしまいます。可能な範囲で体操を行い、症状を軽減させましょう。
トレーニングは、立位でも座位でもどちらでも構いません。
腕を大きく開いて肘を曲げましょう。
次に、大きく腕を伸ばします。
肩関節の外転可動域は約180度です。
肩甲骨の付け根から、大きくまっすぐ、上に伸ばすようにしていきましょう。
その動作を10回を1セットとして繰り返します。
背筋を伸ばし、お腹に力を入れた状態を維持します。
動きがスムーズになり、肩関節の機能が回復してきたら、ダンベルや水の入ったペットボトルなどを手に持って行ってみてください。強化のトレーニングになります。
慣れてきたら、回数を増やしたり、セット数を増やしてみてください。
痛みや不安感が出た場合には、無理せず、動きを中止してください。
無理のない範囲で、ぜひご自分のトレーニングメニューに加えてみてくださいね!