専門家が集まる美と健康メディア
Woman Wellness Online > Health > 季節の不調 > 医師に聞く、コロナ禍の“なんとなく不調”対策

医師に聞く、コロナ禍の“なんとなく不調”対策

コロナ禍で、心身の不調を感じる、という女性も多いのではないでしょうか? 自粛生活で身体を動かさないことや感染症予防への心配など、知らないうちに心身ともにダメージを受けているといわれ、得も言われぬ“なんとなく不調”な感覚が訪れるのは必然でもあるそう。

コロナ禍の“なんとなく不調”を改善して元気に過ごしたい! 

そんな女性に向けた“なんとなく不調”対策について産婦人科医の内山心美先生にお話しを伺いました。

また、編集部員が実際にスッキリした!“なんとなく不調”対策グッズもピックアップ。

女性の4人に3人が感じる“なんとなく不調”を感じている

株式会社ツムラが実施した、20代〜40代の男女1,800人を対象にした身体の不調に関する調査によると、コロナ禍において、全体の57.2%が「身体面・精神面での不調を感じた」と答えており、15.3%が「ほぼ毎日不調を感じる」と回答。不調を感じる割合は、男性(50.2%)より女性(64.2%)に多く、30代・40代女性の約7割が心身の不調を訴えているといいます。

「心身の調子がなんとなく悪い」と感じる人も女性全体の7割(69.5%)。実に女性の4人に3人が、自覚症状はあるものの我慢できる程度の、いわば“なんとなく不調”を感じているといいます。

「肩凝り」、「疲れ・だるさ」、「目の疲れ」がお悩み上位

具体的な不調な症状でいうと、女性の上位は「肩こり」(72.8%)、「疲れ・だるさ」(71.8%)、「目の疲れ」(71.7%)の順。また、女性特有の「生理痛・生理不順」(51.4%)に加え、「冷え」(54.4%)や「むくみ」(49.7%)もコロナ禍で増えているようです。

産婦人科医の内山心美先生によると、コロナ自粛期間中のテレワークや自宅でのコンテンツ視聴でスマホやパソコンの利用時間が増加したことも、視力低下や姿勢悪化など、身体の不調要因につながっているそう。意識的に身体を動かしたり、目を休めてあげるようにしたいですね。

また、『肩こり』『倦怠感』『イライラ感』『頭痛』は、更年期障害やPMS(月経前症候群)でも現れる症状。コロナショックによるストレスが女性ホルモンにも影響を与え、より心身の不調を助長している可能性もあるとか。

コロナショックは漢方医学でいう「気・血・水」のバランスを崩しがち

漢方医学では、人間の体は「気・血・水(き・けつ・すい)」がバランスを取り、互いに循環していることが健康の基本。しかし、過労やストレスによりその流れや量のバランスが崩れると、気は上昇し、血が停滞、あるいは下降するといわれています。これも“なんとなく不調”の原因に。

「コロナ禍の影響を漢方医学的に捉えると、テレワークや自粛による自宅時間の増加でカラダを動かさないと、気の巡りが悪い気滞(きたい)となり、うつ傾向になるリスクが。

また、筋力が低下して代謝が低下することで、むくみや血の巡りが滞った瘀血(おけつ)の状態となり、冷えにつながります。過度なストレスにより、気の変調である気虚(ききょ)、気逆(きぎゃく)、気滞(きたい)が現れ、二次的に血の滞りである瘀血となることで、痛みが現れたり、月経不順、PMSで起きる精神症状につながったりすると考えられます。」(内山心美先生)

自然由来の漢方薬で対策するには?

漢方薬は医師に相談しながら自分の体質や症状に合うものを処方してもらうのがいちばんですが、「肩こり」、「疲れ・だるさ」、「目の疲れ」にも用いられる漢方薬をご紹介。

「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」

虚弱で不安、イライラ、疲れやすい人の冷え症や不眠症、月経不順などに。

「桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)」

虚弱で疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすい人の、不眠症や眼精疲労などに。

「葛根湯(カッコントウ)」
体力中等度以上の人の、風邪の初期(汗をかいていない人)、鼻炎、頭痛、肩こりなどに。

「補中益気湯(ホチュウエッキトウ)」
体力虚弱で、元気がなく、疲れやすい人の、疲労倦怠や食欲不振、食欲不振などに。
 

【漢方解説】

内山心美先生「のぞみ女性クリニック」院長 産婦人科医

昭和大学産婦人科学教室、各関連病院勤務、北里大学東洋医学研究所漢方研修生、昭和大学江東豊洲病院助教などを経て現職。「予防医学」「未病」の考えのもと、女性に関するさまざまな病気、トラブルを最小限にして笑顔で過ごしていただくことを願い、2020年9月に産婦人科、漢方内科の「のぞみ女性クリニック」を開業。日本産科婦人科学会 専門医 指導医、日本東洋医学会 漢方専門医、日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医、女性ヘルスケアアドバイザー

のぞみ女性クリニック 東京都墨田区業平1-20-2 Twill Narihira 1F  https://www.nozomi-lc.com

 

【参考】

「発表!「2021年不調予想ランキング」1位「目の疲れ」、2位「肩こり」」‐ツムラ

 

Recommended Articlesあなたにオススメの記事
検索窓を閉じる