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アナタは大丈夫?3人に1人は経験ありの「マタハラ」に負けない思考術とは

女性の職場での“マタハラ問題”が度々話題になるようになったので、言葉だけは耳にしたことのある人も多いでしょう。

マタハラは妊娠や出産にあたり、女性が職場から受ける圧力を総称した言葉で、具体的には不当な解雇や退職を迫る行為などを指します。

一昔前なら「出産したら女性は子育てに専念するもの」という価値観が、男女に関わらず強かったように思いますが、女性の社会参画が当たり前になった現代では生涯働き続けたいという女性も増えています。

しかし現実の職場では、妊婦や出産後の女性が働く環境は決して恵まれているとは言えない状況も多いようです。

マタハラの経験者は日本労働組合総連合会の調査によれば3割近くとも言われ、決して他人事では済まされないレベル。なかには流産してしまったり、退職に追い込まれ事実上解雇されてしまったという被害者も……。

みなさんは妊娠で仕事を諦められますか? その逆に、仕事のために妊娠・出産を諦められますか?

 

マタハラ環境を作っているのは「ママ自身」!?

男性からのマタハラ以前に、女性の潜在意識にも妊娠や出産によって受ける社会的な制約を助長してしまうケースは少なくないと感じます。

みなさんの中にも、妊娠や出産をしたら“普通に”働くことはできないだろう思っている方もいるでしょう。

働くママ自身もこんな感情を抱いてはいませんか?

・子どもが(小さいのに)かわいそう

・子どものことで仕事を休むと、周囲に迷惑がかかる

・妊娠や出産に甘えて、仕事をえり好みしていると思われるのではないか

・短時間しか働かない(残業しない)のは悪いことだ

子育てと仕事は、簡単に両立できることではありません。

出産後に初めて両立の難しさに気づいた方は多いと思います。思うように働けない自分と他人を比べては落ち込んだり……。

だからマタハラを受けても仕方がないと、女性自身がはじめから諦めてしまってはいないでしょうか?

 

世界に誇れる日本人女性がまた一人

先日、日本のマタハラ問題に取り組むある女性が、『世界の勇気ある女性賞』の表彰を受けました。アメリカの国務省が世界で人権擁護や、女性の地位向上などに貢献した女性を表彰するこの賞に、日本人として初めて小酒部(おさかべ)さやかさんが選ばれました。

小酒部さんは自身が妊娠中に受けた職場での辛い経験から、マタニティー・ハラスメント被害を受ける女性の支援や、マタハラの撲滅に取り組む『マタハラNet』を設立した女性。その活動が世界で認められ、今回の受賞に至りました。

小酒部さんは受賞スピーチで、次の2点が日本のマタハラ問題の理由になっていると述べています。

 

日本のマタハラ問題の温床2つ

「それは、性別役割分業と長時間労働の意識です。日本には、家事や育児は女性がするべきという価値観が根強くあります。

また、日本には高度経済成長期に出来た、深夜まで働いてこそ一人前という文化が根付いていて、妊娠して長時間働けなくなった女性は会社から“お荷物”だとされてしまうのです。」(『マタハラNet』スピーチ紹介より抜粋)

そして「より良い社会は多様性を受け入れる事で実現します」とも。

 

「多様性」において発展途上な日本

子育てや仕事、ひいては人生に対する価値観は人それぞれ。その多様性を認める雰囲気は、マタハラ問題に限らず働く環境づくりでは大切なポイントです。

働き続けたい女性がいる一方で、専業主婦願望を持ち働き続けることを望まない女性もいます。どちらもそれぞれの人生のビジョンを持っているというだけで、どちらが良い悪いの問題ではありません。大切なのは、仕事を続けたい人も続けたくない人も、どちらの主張も尊重されるべきだということ。

しかし日本の社会も会社も、多様な価値観にはまだまだ追いついていない印象を受けます。実際、各種統計で世界における女性の社会進出率について、日本は先進国の中で軒並み最下位レベルであることが示唆されています。

 

社会や会社をまとめるためには、多様性はある意味厄介な存在。だからと言って多数派の和を保つために、少数派は虐げられるという構造はいかがなものでしょう。少なくとも女性である私たち自身が、女性の多様な生き方をもっと認め合っていくことが求められています。

そろそろ「ママだから諦める」という価値観は卒業しませんか?

(平 理以子)

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【参考】

雇用における男女の均等な機会と待遇の確保のために – 厚生労働省

※ 働くみんなのマタハラ手帳 – 日本労働組合総連合会

マタハラNet

バリ島へ移住を機に、ライターとしてウェブマガジンにコラムを寄稿。
恋愛や結婚、ライフスタイル、バリ島情報に関するコラム多数。
バリ人の夫家族とディープなバリ島生活を送る。二児の母。
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