マスクをする機会が増えて、鼻から上の“目元”に視線を感じませんか? その影響もあってか、「眉毛をケアする男性が増えていますね」と美容師の潮海達矢さんは言います。
「最近では30代・40代の男性の方でも“眉カット”をされる方が増えていますね。髪同様に眉も、その人の個性を表現できるので」と潮海さん。また、「眉毛のカタチが変わると、顔の印象がかなり変わります」と、眉のケアの重要性も教えてくれました。
「でも、眉毛のカットって面倒なのでは?」「どうしたらいいのかわからない」という人も多いことでしょう。そこで、今回は手軽で簡単な眉の整え方について、潮海さんに聞いてみました。
今の流行は「自然な眉」
潮海さんによれば、眉毛のカタチは人それぞれ違いますが「今の流行は『自然な眉』」だそうです。整えすぎず、自然に整えるくらい清潔感が出るのだとか。
しかし、眉毛ケアに慣れていない人にとって、その“自然”が実に難しいところ。いったい『自然な眉毛』とは、どのようなものなのでしょうか。
「自然な眉」を作る4つのポイント
潮海さんによると、『自然な眉毛』にはいくつかポイントがあるそうです。
(1)小鼻から目じりをとおった延長線上が眉尻
(2)黒目の外側の真上に眉山が来るのが理想
(3)目じりの真上に眉尻が来るのが理想
(4)眉頭から眉尻にかけて濃くなってくるといい

たとえば、筆者の眉毛を例に見てみましょう。この眉のカタチだと、(1)の条件は満たしていますが、(2)の条件では、若干余分な毛があります(緑部分)。また、(3)の条件においても、眉の上部分に余分な毛があります(青部分)。また、眉頭から眉尻にかけて均一の毛の濃さになっているので、(4)も満たしていません。
上の4つの条件に合うように眉毛を整えていきましょう。
簡単かつ手軽な「眉の整え方」4ステップ
潮海さんがすすめる眉毛ケア方法は下記の4つのプロセスです。必要になるものは、眉はさみ、眉コーム、毛抜きになるので準備してやってみましょう。
(1)ベビーパウダーをつけて、毛の滑りを良くします。

(2)眉カットで長さを切ります。このとき、眉コームを当てて、横からはさみを入れて切っていきます。眉コームからはみ出た眉毛を切って、長さをそろえるような感じです。眉尻は毛が薄いことが多いので、あまり切らなくて大丈夫です。
(3)眉の下、横当たりなどに生えている、必要のない箇所の毛を抜きます。眉を抜くと毛穴が広がってしまい、年齢を重ねている方だとたるみにつながってしまうため、アイシングジェルをするといいでしょう。

(4)眉はさみでカットしてカタチを整えます。

潮海さんの眉の手入れ方法を実践して、生まれ変わった筆者の眉がコチラ。眉頭と目頭がそろっていて、毛の長さをそろえたせいか“ぼさぼさ”感は抑えられたのでは?
個性はカーブの角度と太さで
潮海さんによれば、他の人と差をつけるために必要なのは、「眉のカーブの『角度』と、眉の『太さ』」なんだとか。
例えば、眉毛がアーチ状であれば、優しい印象に見えるそう。眉毛がストレートであれば、ワイルドな印象を与えることができるのだとか。さらに、細ければシャープに、太ければよりワイルドになることができるそうです。
自分の雰囲気にあわせて、眉毛ケアを変えてみるといいですね。
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いかがでしたか? 今回は美容師の潮海さんに眉毛のケアについて教えてもらいました。今流行りの眉毛ケアをして、清潔感のある印象にイメージチェンジしてみては。ぜひ参考にしてみてください。
<プロフィール>
潮海達矢
神戸の某有名美容院2店舗でトップスタイリストを経験。2015年、神戸に美容サロン『hair & fashion shiomi H』をオープン。また、『UNHAIR』『10』『shifukunotoki』『美髪クリニック』などの計5店舗の美容院を経営している。それだけでなく、マツエクサロン『shiomi H×eyelash』代表も務めている。画像:READY
【参考・画像】
※NOV/KAORU/jun/PIXTA(ピクスタ)