睡眠に関する誤解4選!いまさら聞けない「基本の睡眠」

睡眠は健康的な生活を送るうえで必要なもの。ただ、自分では正しいと思っている睡眠法が「実は間違っている」こともあるかもしれません。

そこで、今回は望ましい睡眠習慣について、『青山・表参道 睡眠ストレスクリニック』で院長を務める中村真樹先生にお話を伺いました。

「寝不足だから“寝だめ”をする」は間違い?

画像:mits/PIXTA(ピクスタ)

分かってはいるけれども、やってしまうのが週末の“寝だめ”。「平日に寝不足なぶん、週末にたくさん寝ることで寝不足をカバーできている」と考える人もいるようですが、中村先生によるとこれは避けたほうがいいようです。

「起床時刻が昼過ぎなどに遅れてしまうと、眠りのリズム(体内時計)が乱れてしまい、『社会的時差ボケ』(※1)といわれる状態になりやすいでしょう。そうなると、休み明けに早く寝ようと思っても寝付きが悪く、朝起きなければいけない時間に起きられない状態に陥ってしまいがちです」と中村先生は言います。

やはり、平日もしっかりと寝て、生活リズムを整える必要がありそうですね。

「長時間睡眠で体力回復」は間違い?

「疲れたから長く寝て、体力を回復させよう」と思う人がいるかもしれませんが、長時間睡眠もあまりオススメできないのだとか。

「長時間睡眠を行うとエネルギーの代謝が悪くなることもあります。また、2度寝や3度寝をしてしまうと、起きたあとにも眠気が残ることも。必要以上に長く寝てしまうと、夜の眠りの質が悪くなって、途中で目覚めやすくなります」と中村先生。

適度な睡眠時間をとることが大切なようですね。

「全員が6~7時間睡眠がベスト」は間違い?

では適度な睡眠時間というとどれくらいなのでしょう? よく出てくる答えとして「6~7時間睡眠」があるでしょう。ただ、人によって最適な睡眠時間があると中村先生は言います

「成人に必要な睡眠時間は一般的に7〜9時間とされています。しかし、食事量や身長・体重に個人差があるように、必要とする睡眠時間にも多少は個人差があるでしょう」と中村先生は主張。また、自分に必要とする睡眠時間を調べる方法については、「長期の休みのときに夜ふかしせず早めに就寝し、アラームなしで数日過ごして、自然に目覚める睡眠時間をメモしておきましょう。それが自分の“最適な睡眠時間”といえるでしょう」と中村先生は言います。

長期休みの際に、ぜひ、自分に必要な睡眠時間を調べてみてください。

「お酒を飲むと寝付きが良くなる」は間違い?

画像:freeangle/PIXTA(ピクスタ

寝る前にお酒を飲むと寝付きが良いと感じる人もいるようですが、「不自然な質の悪い眠りにつながってしまうでしょう」と中村先生は主張します。

また、「夜中に眠りが不安定になって途中で目覚めやすくなります。毎晩のようにお酒を飲んで寝ることを繰り返すと、お酒を飲まなかった日に寝付きが悪くなるということも起きてしまうでしょう」と中村先生は言います。

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いかがでしたか? 正しい睡眠に関する知識をご紹介してきました。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

<プロフィール>
中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長。日本睡眠学会専門医。東北大学医学部卒、東北大学大学院修了(医学博士)、東北大学病院精神科で助教、外来医長を務める。2008年、睡眠総合ケアクリニック代々木に入職。2012年から同病院の院長を務める。2017年6月青山・表参道睡眠ストレスクリニックを開院し、院長に就任。
青山・表参道 睡眠ストレスクリニック

【参考・画像】
※1 Marc Wittmann 1, Jenny Dinich, Martha Merrow, Till Roenneberg. Social jetlag: misalignment of biological and social time. 2016
※freeangle/mits/freeangle/PIXTA(ピクスタ)

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