“ストレス”と“免疫力”の関係、知ってる?精神科医からのアドバイスとは

どんな人でも日常生活で少なからずストレスを感じるときがありますよね。しかし、過度なストレスはカラダと心に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。

そこで今回は、産業医・精神科医の井上智介さんに、ストレスによるカラダへの影響と解消法について話を伺いました。

ストレスによる免疫力への影響は?

画像:Ushico/PIXTA(ピクスタ)

——ストレスを受けたときカラダにどういう影響が出るのでしょうか?

人はストレスを受けたとき、カラダにさまざまな症状が現れます。私の経験から申し上げますと、頭痛や腹痛、睡眠障害、疲労感、めまい、吐き気などの症状がよく見られます。

他にも、精神的な影響が出ることもあります。ちょっとした物音に過敏になったり、些細なことでイライラしたり、落ち込む時間が続くような人もいるでしょう。

これらの症状には個人差があります。また、複数の人が同じ状況下であっても、同じ症状や反応が現れるわけではありません。

——ストレスがかかることで生じる病気はどんなものがありますか?

ストレス状態が続くと、さまざまな障害や疾患が発生する可能性があります。

例えば、うつ病などの精神疾患をはじめ、胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、頭痛、蕁麻疹、円形脱毛症、眼精疲労(※1)などカラダに不調が現れる人もいます。

ストレスを感じたときの対処法は?

画像:mits/PIXTA(ピクスタ)

——仕事などで大きなプレッシャーやストレスがかかった時には、どうすれば免疫力の低下を防げるのでしょうか?

まずは生活リズムを整えて睡眠時間を十分にとることが必要だと考えます。最低限の目安として、日中に眠気を感じずに生活できる範囲の睡眠時間を確保してください。また、“楽しい”や“おいしい”のようなポジティブな気持ちになれる時間を積極的に取り入れるといいでしょう。

また、スポーツ庁 Web広報マガジン『デポルターレ』では、「ウォーキングなどの軽い運動によって『第2の心臓』とも呼ばれるふくらはぎの筋肉が収縮され、筋肉がポンプの役割を果たすことで血液の循環がよくなり、疲労物質が溜まりにくくなる」と説明されています。足の筋力が落ちると、血流が悪くなり、免疫細胞が全身を駆け巡ることができなくなる可能性があります。

——コロナ禍でストレスが溜まっている方へアドバイスをお願いします。

コロナ禍では不要不急の外出が制限されていますが、決してストレスを解消する行動は不要不急ではないと私は考えています。

もちろん、マスクをするなどの感染予防はしっかりする必要がありますが、在宅勤務が続く人も、時には外に出て散歩をしたりしましょう。ストレスをうまく発散できずに、1人で抱え込まないようにしてくださいね。

【関連記事】【産業医が解説】テレワークでのストレスはどう解消する?

 

以上、ストレスによるカラダへの影響と、解消法についてご紹介しました。上手にコントロールしながらうまく付き合っていきましょう。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

<プロフィール>
井上智介
島根大学医学部を卒業後に、産業医・精神科医・健診医の3つの役割で大阪で活動中。さらに、ブログ『たたかう産業医』やSNSでも積極的に、分かりやすい医学の内容を発信し続けている。また、『ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト(KADOKAWA)』をはじめとした3冊の書籍もある。

【SNS】Twitter:@tatakau_sangyoi

画像:井上智介

【画像・参考】
※1 第2章 心のケア 各論(文部科学省)よりテキストで抜粋
※2 プラス「10」分のウォーキングから始めるストレス対策(スポーツ庁 Web広報マガジン)
※chachacha・Ushico・mits/PIXTA(ピクスタ)

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