テレワークで1日中パソコンやスマホを見ていると、以前よりも視力が低下したと感じる人は少なくないのではないでしょうか。視力の低下は、肩こりや頭痛にもつながったり疲れの原因になる可能性があります。
そこで一般社団法人健康長寿は、眼科医1,106人を対象に視力を維持するための対策に関する調査を実施。そのアンケートを参考にしつつ、視力を維持するために必要なことを考えていきましょう。
視力が低下する原因について眼科医に聞くと…

眼科医に「視力が低下する原因を教えてください(上位3つ選択)」と聞いたところ、「ブルーライト(55.2%)」という回答が最も多く、次いで「長時間近くでモノを見続ける(48.1%)」「ドライアイ(40.9%)」「紫外線(34.2%)」「不規則な生活(27.4%)」という回答が出てきました。
パソコンやスマートフォンなどから放出されるブルーライトは、目の水晶体や角膜を通り抜け、網膜を傷つけてしまう恐れがあるといわれています。パソコンやスマートフォンは毎日のように使うものなので、まったく見ないのは難しいですが、1日に使う時間を決めておくといいかもしれません。
視力が低下する原因について眼科医に聞くと…

次に「視力が低下することで身体にどのような影響が出てきますか?(複数回答可)」と眼科医に質問したところ、『眼精疲労(51.4%)』という回答が最も多くなりました。続いて『肩こり(43.6%)』、『注意力の低下(42.7%)』、『頭痛(33.9%)』という回答が続きました。
視力が低下すると、肩こりや頭痛、倦怠感など様々な問題が出てきてしまうと考えられます。では、視力を維持するためにはどういったことに気を付ければいいのでしょうか?
デスクワーカーが取り入れるといい習慣とは?

ただ、デスクワークが多い仕事だとどうしても長時間パソコンを見がちです。そこで、「視力を維持するために始めた方が良いと思うものを教えてください(上位3つ選択)」と眼科医に質問したところ、『目のマッサージ(57.6%)』と回答した人が最も多くなりました。
2位は『適度な睡眠(47.7%)』、3位は『ホットタオルなどで目を温める(40.2%)』と続き、『栄養バランスを考えた食事(36.8%)』『ガボール・アイ(ガボールパッチ)(27.6%)』『姿勢を良くする(27.6%)』『レーシックやICLなどの手術(24.3%)』『定期的に深呼吸する(19.8%)』『目の筋肉を鍛える(17.5%)』という回答が出ていました。
パソコンやスマホを見ている目には、予想以上の負担がかかっています。上に出てきた“視力を維持する”ための方法を頭に入れておき、目を労りながら日々のテレワークでの仕事に取り組んでみてはいかがでしょう。
【参考・画像】
※【眼科医が教える“視力が低下してしまうPCやスマホの使い方”が明らかに!】視力を維持するためにするべきこととは? – PR TIMES
※Syda Productions/PIXTA(ピクスタ)