ベテラン社員ともなれば、スーツは正しく着用できているはずと思われがちですが、意外と正しいマナーを守れていない人も多いのです。
そこで今回はマナー講師である筆者が、意外と知られていないスーツのマナーについてご紹介いたします。
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スーツのポケットのフタは外に出す?

スーツの上着の横にはポケットがありますね。ふたのようなものが付いていますが、これは“フラップ”と言います。このふたはホコリなどがポケット内に入るのを防ぐ役割があります。ですから、外出など外にいる場合はフラップを出しておくのが正しい着こなし方です。
一方、室内にいるときは、ホコリなどが入りにくい環境ではフラップをポケットの中に入れておきます。室内でフラップを外に出しているからといってマナー違反とまではなりませんが、正しい着方を知ることは品位がアップしますね。
スーツに紐のない靴はNG?

スーツには紐の付いた革靴を履くのがマナーとされ、ローファーのような紐のない靴はマナー違反とされています。ローファーは学生服に合わせることが多いため、社会人よりも学生の靴というイメージがあります。ですから、ビジネスシーンでは相応しくないと感じる方も多いようです。ただし、“モンクストラップ”というベルトの付いた靴は、紐がなくてもマナー違反とはされていません。
また、靴の色は、黒か茶色を選ぶと良いとされています。黒はどの色のスーツにも合わせやすく定番の色です。茶色は柔らかい雰囲気になり、紺色やグレーのスーツとの組み合わせが良いと言われています。そして何よりも手入れがされている靴は、好印象に繋がりますので、かかとのスリ減りなども確認し、こまめなメンテナンスを行いましょう。
ベルトの色は黒?茶色?

スーツに合わせるベルトは何色が良いでしょうか。あまり見えない場所なので気にしない方もいるかもしれません。実は、ベルトは靴と同じ色を選ぶと良いとされています。スタイル全体に統一感が出て、スッキリとまとまります。
靴が黒ならベルトも黒、ベルトを茶色にするなら靴も茶色というように色を合わせてコーディネートをしましょう。細かい部分ですが、ここまで気を遣えると好印象につながるはず。
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いかがでしたか? ベテラン社員だからこそスーツは正しく着こなしたいものです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【画像・参考】
※November27・PIXTAbee・elise ・ruslanshramko/PIXTA