「リモートワークで出社しなくていいから、ギリギリまで寝ていよう」と、いつもより起床時間が遅くなった人もいるのではないでしょうか。朝の貴重な時間を無駄にしてしまうと、そのあともダラダラと過ごしてしまう可能性があります。
「早起きは三文の徳」ということわざがありますが、「そんな早く起きれないよ」という人もいるでしょう。そこで今回は、元・寝坊常習ライターのやまちの(30代・現役会社員)がどうやって朝活に成功し、どんなメリットを得たのか、自らのエピソードをもとにご紹介します。
意思ではなく、仕組みで早起きする
まず、朝4時半に起きる方法からお伝えします。結論からいうと、裏技はありません。毎日、決めた時間に起き続けるだけです。では、どうやって私が朝4時半生活を継続できるようになったのでしょうか? 最大のポイントは意思ではなく、“仕組み”で起きるようにしたことです。具体的には、就寝時間と就寝までの行動をルーティン化しました。
誰しも自分の最適な睡眠時間がありますよね? 私の場合は6時間なので、4時半に起きるには22時半には就寝する必要があります。この就寝時間を達成するために、逆算していつまでに夕食を済ませるか、仕事を終わらせるかを決めておくことがポイントです。
無駄な時間がなくなり時間を有意義に使える

当然、1つのイベントがズレると、雪崩式にすべてが後ろ倒しになってしまいます。就寝時間が後ろにズレることを防ぐためにも、それぞれのルーティンをいつまでに終わらせるかを明確にする必要があります。
自分のタイムスケジュールが決まってくるので、無駄な時間を自然と削ることができます。スマホをだらだら見たりすることが少なくなり、必要なことに時間を有効に使えるようになりました。
自分の好きなことができる

早起きをすると、誰にも邪魔されない“ゴールデンタイム”を手に入れることができます。毎朝2~3時間、好きなことをできる時間はとても贅沢ではありませんか?
これを夜にやろうとすると、家族がいたり、仕事が入ったりと、様々な阻害要因が発生します。夜は自分のコントロールが効かない時間が多いのです。一方で、朝は邪魔者が少なく自由です。早く起きて、ブログを書いたり、副業をしたり、筋トレとランニングに励むのもありです。筆者は、朝食や洗濯の手伝いができるようになりました。
それに加えて、Twiiterやインスタグラムで朝早くに投稿をしている“朝活仲間”を見つけ、毎朝5時から“Zoom朝会”を開催していました。仲間を見つけると継続力が上がり、挫折をしにくくなりますよ。
頭がスッキリして日中の生産性アップ

朝活のもう1つのメリットは、朝に頭がスッキリして日中の生産性が劇的に向上することです。私の場合、目覚めが遅い日や深夜労働した翌朝は、日中にだるくなることもありましたし、やる気も起きにくいことがありました。
逆に、朝に文字を書いたり、筋トレしたりすると一気に頭が冴えます。その冴えた状態のまま、日中は仕事に入れるので午前中から仕事がバリバリと捗るようになりました。そうすると、仕事が早く終わってすぐに家に帰ることができ、夜早く就寝につけるのです。
挫折を防ぐには、起きられなくても一喜一憂しないこと
とはいっても、毎朝4時半に起きるのは難しいことです。私も何度も失敗しました。でも週に1日でも4時半に起きられたらそれだけでも素晴らしいことです。自分を褒めてあげてください。そして早く起きれた感覚を体に染みこませて、夜は早く寝ましょう。すると、翌朝また早く起きることができます。
早く寝たのに早起きできなかったときも、自分を責めないでください。気持ちよく朝を迎えられたことに感謝をすればよいのです。やるべきことは、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるという行動を、何も考えずに続けるだけです。
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早起きをすることで時間や収入にゆとりができることだけでなく、精神的な余裕を感じられるようになります。ぜひ明日は、今日より1分でも早く起きてみてください!
【参考・画像】
※プラナ/asaya/Pangaea/Pangaea/PIXTA(ピクスタ)