やりたいことは多くあるけど、上手くいかないなんてことはありませんか? 多くのことに手を出して、全部が中途半端になってしまったという経験をお持ちの方も多いはず……。
そこで今回は、現役医師・講師・経営者・YouTuber、という4つの仕事を華麗にこなしている、『ドクターハッシー』こと橋本将吉さんに“混乱しないマルチタスク術”を伺いました。
4つの仕事をするようになったきっかけは?

——橋本さんは、現役医師・講師・経営者・YouTuberという4つのお仕事をされていますよね。なぜ、4つの仕事をするようになったのかの経緯を教えてください。
もともと教えることが好きだったので、最初は、医学部5年生のときに塾を作りました。その後、医師になってから、医学生の教育にやりがいを感じて、医学生向けの教育事業(医学生道場)にシフトしました。また、医師として患者さんに触れるにつれて、一般の方に向けた健康教育の重要性を感じました。そこで情報発信のツールとして、YouTubeを始めることにしました。
——それから徐々に仕事が増えていったと思います。最初は苦労したとか失敗したことはありますか?
今まで医学以外に勉強したことがなかったので、最初はどう事業を運営したらいいのかに悩みました。また、YouTubeの動画作りも手探り状態で始めて、いろいろな人にサポートしてもらいながら作成してきました。苦労したことは多いですが、「とにかく人が笑顔になることをやろう」という思いを強く持っていたので、今日までやり続けてこれたのだと思います。
マルチタスク術で気をつけるポイントは?

——4つの仕事をするとなると、やることがたくさんありすぎて頭が混乱しそうですよね。どうやって仕事を整理されていますか?
現在は、医者3割、医学生の講師3割、経営者2割、YouTuber2割というように割り振っています。また、全てカレンダーでスケジュール管理をするようにしています。
しかし、緊急の連絡や緊急の打ち合わせが重なることも多く、2つの仕事を同時進行していることもしばしばです。たとえば、診療の移動中に打ち合わせを行ったり、時間をうまく活用するように心がけています。あとは、社員や動画作成チームなどの仲間にサポートしてもらっているのが大きいですね。
忙しいときは食事が後回しになってしまうことがあります。それでもしっかりと栄養は取らなければやっていけないので、タンパク質多めの幕の内弁当を食べるようにしています。
——仕事をするうえで、気を付けているポイントはありますか?
仕事の“優先度”を常に意識していますね。重要度の高い仕事を優先してこなすことで、人に迷惑をかけないように心がけています。
そのために、スプレッドシートやGoogleカレンダーなどのツールを利用し、優先度を分かりやすくしています。オンライン上でタスクを管理しているので、スマホやパソコンで、いつでもどこでも仕事ができるようにしています。隙間時間をうまく活用するのがポイントだと思います。
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いかがでしたか? マルチタスクを始めたい方も、橋本さんの仕事術を参考にしてみてはいかがでしょうか。
【参考・画像】
※SoutaBank/teresa/bee/PIXTA(ピクスタ)
<プロフィール>ドクターハッシー・橋本将吉
杏林大学医学部医学科を卒業。2011年に株式会社リーフェを設立し、医大生向けの個別指導塾『医学生道場』の運営と、健康情報の発信を通した啓蒙活動に力を入れる。実際に内科医として診療を行う一方で、『医学生道場』にて医学生の指導を行いつつ、YouTuber『ドクターハッシー』としての顔も持つ。Twitter:@karada_plan画像:株式会社リーフェ