【産業医が解説】テレワークで「上司と部下」が良好な関係を築くには?

テレワークの導入が進む一方、「普段より上司に質問をしづらい」「部下の仕事ぶりが分からない」など、いろいろな悩みを抱えているビジネスパーソンが多いのではないでしょうか。そのような悩みから、上司と部下の関係性が崩れてしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、テレワークにおいて、上司と部下が良好な関係性を築くためのポイントについて、産業医の木村好珠先生から話を聞いてみました。精神科医であり、ビジネスパーソンのお悩みを解決してきた木村先生のアドバイスを実践して、良好な職場環境を作っていきましょう!

テレワークで上司と部下が気を付けるポイントは?

画像:アン・デオール/PIXTA(ピクスタ)

——テレワークにおいて部下が気を付けるポイントはありますか?

テレワークにおけるコミュニケーションで、問題となるのは“相手の状況が把握しづらいこと”です。「今忙しいかな?」などと配慮をしてしまう人ほど、連絡を取りにくくなってしまいます。

とはいえ、状況が悪化してから連絡を取るのはよくありません。インシデントがアクシデントになる前に、上司に不明点はきちんと質問しておくなど、適宜コミュニケーションを図ることを意識しましょう。

——逆に、上司が気を付けるポイントはありますか?

部下の体調や、メンタル面の調子を知るために、行動の変化をチェックすることが必要です。

テレワークでは生活のリズムが乱れがちです。特に1人暮らしで在宅勤務の場合だと、睡眠や食事などが適切に行われていないことがあります。

仕事と私生活の境界線があいまいになって、睡眠のリズムが崩れたり、食事をきちんと摂らなかったりすると、働きぶりも変化してきます。例えば「普段連絡の早い人が、いきなり連絡が遅くなった」というような働きぶりの変化には要注意です。

上司はそのような“サイン”をしっかりと観察し、適切に部下にアプローチしていくことが大事です。

部下の不調を感じ取ったら、上司はどうすればいい?

画像:EKAKI/PIXTA(ピクスタ)

——実際に部下の不調を感じ取ったらどのような行動をすればよいのでしょうか?

最近よく行われている“1on1ミーティング”を行うのもいいですが、部下とのコミュニケーションがうまく取れていない場合は、逆に圧力を与えてしまう可能性もあります。その場合には産業医への受診をすすめて、部下が相談しやすい環境を整えるのも1つの手段です。

産業医という第三者の立場には、会社の内部の人には言えないことも打ち明けやすいですし、産業医もその悩みに対処できることが多いでしょう。部下の調子がよくないと感じる場合は、産業医の活用を検討してみましょう。

——ときにはオンライン上で部下を注意するときもあると思います。相手にストレスを与えないためにはどのような点を意識すればいいのでしょうか?

まずは、大きな注意になる前に、上司から部下の状況を確認することが必要でしょう。その際にも、オンラインや電話だと、対面よりも相手に入る情報が少ないため注意してください。声のトーンや話すペース、口調の強さなど、話し方に気をつけて、問題点を共有しましょう。

【関連記事】部下の「やる気」が出る条件とは?上司が覚えておきたい大切なポイント

 

いかがでしたか? 今回は、テレワークで上司と部下が良好な関係性を築くためのポイントをご紹介しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

<プロフィール>
木村好珠
精神科医、産業医、健康スポーツ医。精神科医として常勤し、都内企業の産業医も務めている。また、東京パラリンピック ブラインドサッカー日本代表、北海道コンサドーレ札幌アカデミーのメンタルアドバイザーとしても活躍中。

【SNS】Twitter:@konomikimura
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【参考・画像】
※8×10/アン・デオール/EKAKI/PIXTA(ピクスタ)

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