大切な家族や両親を支えるためには、お金を稼ぐ必要があります。その汗水たらして稼いだ給料も、お金に関するリテラシーが低ければ将来損をする可能性も……。

そんな中、三井住友トラスト・資産のミライ研究所が「住まいと資産形成に関するアンケート調査」を行ったところ、年齢とともに保有している金融資産が拡大しているという結果がわかりました(対象:全国の20歳~64歳の男女、サンプル数10,780、2020年1月実施)。
次に、高・中・低の階層別にして具体的に見てみるとどのような分布になるのか見ていきましょう。
60歳代では金融資産の格差が拡大している傾向

金融資産保有額を低位層・中間層・高位層(※1)の3階層に分け、世代別で分布状況をグラフにするとこのような結果となりました。
グラフを見ると、20歳代で3/4を占めた低位層が、60歳代になると1/3まで減っていることが分かります。また、20歳代では2%強だった高位層については、60歳代では4割までに上昇。
中間層に関しては、30歳代を境に世代が上がるにつれて減少していることも受け、60歳代では低位層・高位層の両サイドが厚みをもった構成になっています。
つまり、世代が上がって高位層の割合も増えていると同時に中間層が減少している影響から、60歳代では金融資産の格差が拡大しているという傾向が読み取れます。
グラフから老後に向けた資産形成がいかに重要であると理解したうえで、どのような心がけが必要だといえるでしょうか。
※1・・・総務省「家計調査/貯蓄負債編2018年」の貯蓄残高階級別世帯分布(二人以上勤労者世帯)における「残高300万円未満:300万円~1,600万円:1,600万円以上」の比率が概ね「25:50:25」であることを参考に、低位層と中間層の区切りを「300万円」、中間層と高位層の区切りを「1,500万円」と設定。
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【参考・画像】
※三井住友トラスト・資産のミライ研究所が令和時代の資産形成を調査ーー年齢が上がるにつれて「世代内資産格差」が拡大! – PR TIMES
※35年返済の3000万円の住宅ローン、金利1%と2%では総返済額はいくらちがう?お金のリテラシーが爆上がりする、ドリル形式の”お金の本”が発売 – PR TIMES
※wutzkohphoto/shutterstock