「取り急ぎお礼まで」はNG…!? ベテランも新入社員もやりがちな“マナー違反”

指摘されるまで意外と気づかないのが敬語の誤用表現。初めて間違いだと気づいたときまで、知らず知らずのうちに顧客や上司、先輩に対して失礼な表現を使っていたんだと思うとゾッとするものですよね。

そこで今回は、ビジネスマナー講師の安達美菜先生に、よく間違って使う人を見かけるという敬語表現を2つ教えてもらいました!

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「取り急ぎ」のお礼は「まずは」に変換!

画像:New Africa/shuttterstock

——「取り急ぎお礼まで」は間違った敬語だと思うのですが、なぜ間違いなのでしょうか?

取り急ぎという言葉には、“とりあえず”や“急いで”の意味があります。一方、お礼は“とりあえず”済ますのではなく、丁寧に伝えるのがマナーでしょう。

お礼を早く伝えなければという気持ちはわかりますが、相手からすれば「取り急ぎお礼まで」という文章は慌ただしくて雑な印象だととらえられる恐れがあります。メールでのやり取りでよく見かける表現だと思われますので注意が必要です。

——どのようにすれば失礼のない伝わり方になるのでしょうか?

“取り急ぎ”ではなく“まずは”という一言を添えると、次につながるイメージが持てますし、感謝の気持ちをすぐに伝えたいという表現ができるので、プラスの印象を持ってもらえるでしょう。

例えば、改めてお礼に伺うもしくはお礼状を書くような場合で、とにかく今一言お礼が言いたいという状況であれば、「まずはメールにてお礼申し上げます」という表現を使うと好印象になると思われます。

また、“取り急ぎ”という表現を正しく使いたいのであれば、状況報告やいち早く伝えたい内容に添えるのが適切でしょう。報告や連絡は急いですることもありますので「取り急ぎご報告まで」や「取り急ぎご連絡まで」は失礼な表現にならないと考えられます。

「ございます」は相手には使わない!

画像:kouta/PIXTA(ピクスタ)

——「~様でございますね?」も間違った敬語だと思うのですが、なぜ間違いなのでしょうか?

“ございます”は丁寧な表現ですが、モノや自分のことに対して使うといわれています。そのため、「こちらは〇〇でございます」や「担当いたします〇〇でございます」という言い方は間違っていないでしょう。

しかし、相手の名前に使ってしまうと、相手をモノとして扱っている意味合いになってしまうので失礼な言い方になりかねません。私の経験上、“取り急ぎ”同様よく聞く表現です。

——正しい使い方も教えてください。

「〇〇様でいらっしゃいますね」が正しい表現だと考えられます。相手の名前を確認するときは“いる”の尊敬語である“いらっしゃる”を使うのが適切でしょう。

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いかがでしたか? 正しく使えていたとしても理由については知らなかったという人もいるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。

<プロフィール>
安達美菜
ビジネスマナー講師。大学卒業後、営業や人事の業務経験を経てビジネスマナー講師及び心理カウンセラーの資格を取得。研修ではコーチ、ファシリテーターやメンタリヘルスアドバイザーとして活動し、マナーとメンタルを通じた組織の活性化などを実現する。SNSではキャッチ―な“マナー川柳”を投稿し、さまざまなシーンでの正しい言葉遣いや振る舞いを発信している。
【SNS】Instagram:@adachi.manners
【ブログ】便利なマナー川柳

【画像・参考】
※fizkes/shuttterstock
※mits・kouta/PIXTA(ピクスタ)

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