ストレスでお腹が痛い…どうすれば?医師が教える「ストレス対処法」とは

仕事で大きなプロジェクトを目前に、緊張してお腹が痛くなった経験はありませんか? ストレスやプレッシャーがかかるとカラダにはどのような影響があるのでしょうか。

今回は、『ファミリークリニックあざみ野』の院長である、総合診療医の石井道人先生に、ストレスと腹痛の関係性について教えていただきました。

交感神経が優位になって様々なホルモンが分泌される

画像:aijiro・Fast&Slow/PIXTA(ピクスタ)

——ストレスやプレッシャーがかかるとお腹が痛くなる方も多いと思いますが、その時、カラダにはどんなことが起こっているのでしょうか?

私の経験上で話しますが、ストレスやプレッシャーなどの心理的な負荷による痛みには、胃痛だけでなく、頭痛に出てきたり、肩こりなどの症状として現れている患者さんが多いようです。

一般的にストレスがかかって交感神経が優位になると、それに伴っていろんなホルモンが分泌されるといわれています。普段出ないようなホルモンなどが分泌されることで、腹痛として症状に現れている可能性があるでしょう。

——どういった人がストレス性の腹痛が起きやすいのでしょうか。

さまざまな要因が考えられますが、本人の性格も影響している場合があります。

気にしすぎちゃったり、ストレスをうまく発散できない人、感情をため込んだりしやすい人に症状が出やすい傾向があるのではないでしょうか。こういった性格の方は、自分でもストレスがかかっていることに気づきにくかったりするので、注意が必要ですね。

医師がすすめるストレス対処法とは?

画像:Fast&Slow/PIXTA(ピクスタ)

——ストレスを感じたときにはどのように対処すればいいのでしょうか?

まじめで完全主義者の方には、常に100点を目指さないように意識の変化を提案しています。自分でコントロールできるものとできないものをくっきり分けて、コントロールできないものはあきらめるという意識の持ち方が大切だと考えています。

——例えば、上司からミスを指摘されて落ち込んでしまう……という方はどうすればいいのでしょうか?

まずは、自分で“ミスを減らす”努力は必要ですよね。ただ、ミスを指摘されて落ち込んでしまう方の中には、怒られた事実と罪悪感を一緒に考えてしまう方が多い印象です。

そうすると、「自分が悪いんだ」と極端に反省しすぎて、知らず知らずのうちに自分に負担をかけがち。指摘されたミスに対して反省することは大切ですが、自分を責めるのではなく、次からのミスを減らすことへ意識を持っていきましょう。

——4月に入り、新しい環境に変化したことで、体調が優れないという方はどうしたらいいのでしょうか?

新しい環境にいくと、カラダの状態が一時的に不安定になって、免疫力が下がったりすることもあると思います。

例えば、気圧が変化するだけでもカラダの中はそれに順応しようとしています。人間のカラダは環境に合わせて変化していくものなので、新しい環境に適応しようとカラダが努力しているのかもしれないですね。

あまり無理をせずに、カラダに不調が出たり、ストレスを感じることはある話だと思ってください。適度に休みながら新しい環境に慣れていくのをおすすめします。

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いかがでしたか? 石井先生のアドバイスをもとに、ストレスがかかったときもうまく対処してみるといいですね。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

<プロフィール>
石井道人
2007年北里大学医学部卒業後、東京都立多摩総合医療センターにて研修後、ERに専従。北海道喜茂別町で僻地・家庭医療に従事したのちに、現在は横浜市青葉区の『ファミリークリニックあざみ野』の院長を務めている。

【画像・参考】
※kotoru・aijiro・Fast&Slow/PIXTA(ピクスタ)

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