人脈づくりって難しくない? 交友関係を広げるための3つのコト

ビジネスのあらゆる場面で役立つ“人脈”をつくるには、どうすればいいのでしょうか? 多くの経営者とつながりを持ち、カリスマヘッドハンターとして活躍している岡島悦子さんは、人脈をつくるためのポイントとして「自分にタグをつける」ことにあると著書で語っています。

今回は、自分自身を差別化して「タグ付け」し、豊富な人脈をつくる方法をご紹介しましょう。

 

自分が何者なのかを明確にする

そもそも自分を「タグ付け」することとは「~といえば○○さんだよね」というように、あるキーワードに関連して自分を思い出してもらうことです。「タグ付け」の1つ目の手法として「I am Nobody から脱却する」方法があるといいます。

「I am Nobody(何物でもない自分)」とは会社やプロジェクトの看板以外に自分を表すものがない状態。たとえ著名な会社に所属していたりや大きなプロジェクトに携わっていたりしても、そのコミュニティから離れた自分個人としての実力がなければ人々から特に思い出されることもないでしょう。

周囲の目に止まる人物であるためには、自分がどういう人間であるかを示す“タグ”を探し出して能動的に動く必要があります。

 

「タグ付け」を支える3つの軸

画像:Arman Novic/shutterstock

ではどのようにして自分にタグをつけていけばいいのでしょうか。岡島さんは「Will」「Skill」「Value」の3つの軸があるといいます。

(1)「Will」

1つ目の軸「Will」は「将来、どんな仕事をしたいか」という意味。環境が急速に変化する現代では、完璧に固定するのではなく、「こうなりたい」などの方向性が示されてる程度で充分です。

やりたい仕事を示すことで周囲も「そういえば○○さんが~をやりたいと言っていたな」「○○さんならきっと努力してくれるはず」と考え、関連する仕事を割り当ててくれる可能性が増えます。自分の願いをかなえるための“種まき”をしているイメージですね。

加えて、その希望を叶えるためにどのような努力に励んでいるかを明かすと説得力が生まれ、よりチャンスを得やすくなるといえるでしょう。

(2)「Skill」

「自分にできることは何か」を考えるのが「Skill」。例えば「管理会計と財務が得意」「マーケティングの知識に秀でている」など、やりたいことに関連する能力を示すことで相手もより自信をもって仕事に抜擢することができます。

大切なのは相手に“可能性”を感じてもらうことで、たとえ現時点でスキルが身に付いていなくても、漠然とした能力を表すだけでも期待を持ってもらうためには有効です。

(3)「Value」

「相手にどんなメリットをもたらすか」という「Value」も欠かせない要素です。「Will」「Skill」を提示するだけでは相手も自分にどのようなメリットがあるのか想像しづらいでしょう。

「経営管理全般ができます」というよりも「成長企業のナンバー2として営業以外のすべての機能をカバーしてきたので、どんな企業ステージの課題にも柔軟に対応できますよ」というように、相手があなたの価値をより実感しやすくする説明が重要になります。

 

「リマインド」でさりげなく実績をアピール

画像:Monkey Business Images/shutterstock

日本では主張しすぎないのが美徳とされていますが、ビジネスにおける人脈構築にはほどよいアピールが必要になります。「~で尽力してくれた○○さんなら次のプロジェクトでも結果をだしてくれるだろう」と相手に思わせることが仕事を呼び込む秘訣です。

そんなほどよいアピールに活用できるテクニックが「リマインド」。過去のプロジェクトで携わったメンバーたちとの会話の中でその内容を回顧させ、「○○さんのおかげで上手く進めることができた」と思い出させることでさりげなくアピールできます。プロジェクトだけでなく、月に何回かは自分主催の食事会やイベントを行って、相手に「この人といれば楽しいことがある」と思わせることも有効です。

自分で主張するのではなく他者に自発的に思わせることで、控えめ過ぎずかといって押し付けがましくもない印象になります。この「リマインド」を使うことで上品にこれまでの実績を周囲に認識してもらうことができるのです。

 

以上、人脈を築くために重要な3つのポイントをご紹介しました。ぜひ参考にして自身のキャリア形成に役立ててください。

【引用元】

※抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー(岡島悦子)/東洋経済新報社

【画像・参照】
※Arman Novic/Monkey Business Images/shutterstock