健康に日常生活を送る上で、睡眠は重要な役割を担っているといえるでしょう。そして、良い睡眠を取るためには食事が重要。今回は、熟睡するための栄養学的ポイントを管理栄養士である筆者が解説します。
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良い睡眠のために摂取したい栄養素

慢性的な睡眠不足は、ホルモンバランスや機能に影響を及ぼし、さらには生活習慣病へとつながる可能性があると一般的にいわれています。
厚生労働省の『e-ヘルスネット』では、“慢性不眠症の患者さんもまた、「交感神経の緊張」「糖質コルチコイド(血糖を上昇させる)の過剰分泌」「睡眠時間の短縮」「うつ状態による活動性の低下」など多くの生活習慣病リスクを抱えています”(※1)と説明されています。
睡眠不足を避けて快眠につなげるために、様々な方法がありますが、今回は睡眠に関係している栄養素を摂取する方法をおすすめします。
まず1つ目はグリシンです。「グリシンは睡眠に不満を持たない人でも,睡眠時間が不足している場合には睡眠の質を改善し,翌日のパフォーマンスを改善すると考えられた」(※2)という報告があります。グリシンは魚介類に多く含まれているといわれていますので、積極的にとることをおすすめします。
2つ目はカルシウムです。カルシウムには、『健康長寿ネット』によると“神経興奮の抑制”に関与しているとされていて(※3)、私は就寝前にホットミルクをよく飲んでいます。
寝る1時間ほど前に飲むことで、カラダを温めています。カラダの緊張がほぐれて、リフレッシュすることにもつながると考えています。
睡眠のための食事

次に、良い睡眠のための栄養素がたっぷり摂れるスープレシピをご紹介します。キャベツと牛乳の甘味がマッチして美味しくいただけるはずです。夕食におすすめです。
キャベツとベーコンのミルクスープ
□材料
キャベツ:40g
玉ねぎ: 30g
ベーコン:1枚半
コンソメ:小さじ1/2
水:50g
牛乳: 150g
塩コショウ:適量
バター:適量
□作り方
(1)キャベツとベーコンを短冊切り、玉ねぎは薄切りにする。
(2)鍋にバターをいれ、玉ねぎ、キャベツ、ベーコンの順で入れ炒める。
(3)コンソメと水を加え煮る。
(4)牛乳を加え、塩コショウで味をつける。
睡眠に関係する栄養素を摂取することは大事ですが、バランス良く栄養を摂ることも大切です。
仕事の都合や忙しくて食事に時間をかけることができないという方は、“サプリメント”で栄養素を補ってみるのもいいかもしれません。
編集部がピックアップ!サプリメント3選
質の良い睡眠を取るには、“摂取する栄養素に気を使うことがおすすめ”とのこと。そこで、忙しいビジネスパーソンが、栄養素を補うサポートをしてくれる“編集部おすすめのサプリメント”をご紹介しましょう。
(1)newBasic

mdストアの『newBasic』(10,800円・税込)は、体内の栄養状態を根本から見直すマルチビタミンサプリメント。日本人に不足しがちな亜鉛、ビタミンB群、ビタミンAなどを最適配合しているとのこと。これまでサプリメントで変化を感じられなかった方や、食事の栄養が偏りがちな方におすすめです。
(2)スーパーグリーンズ カプセル

サンフードの『スーパーグリーンズ カプセル』(4,320円・税込)は、スピルリナ、クロレラ、小麦葉などの19種類の栄養素とミネラルを配合。酵素や乳酸菌も含まれており不足しがちな栄養素をバランスよく摂取できるでしょう。飲みやすいカプセルタイプが嬉しいですね。
(3)BODY AURA

新日本製薬の『BODY AURA』(6,480円・税込)には、乳酸菌『L.ラムノサス菌』と発酵小麦由来の『FWGE』が配合されています。1カプセルあたりの乳酸菌の配合量は400億個(製造時)で、生きたまま腸に届いて1週間もとどまるのだそう。1日1粒で日々の体調維持のために取り入れてみてもいいかもしれませんね。
【参考】『BODY AURA』の成分について【関連記事】“就寝前のほぐし”が重要!トレーナー直伝「快眠ストレッチ」4選
いかがでしたか? 良い睡眠のためにも、摂取する栄養素に気を付けてみるといいかもしれませんね。
<プロフィール>
重實真奈
管理栄養士。Instagramでは栄養学に関するストーリーを毎日更新中。
【SNS】Instagram:@shigezanemana画像:READY
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※価格は記事作成時のものです。
【画像・参考】
※Africa Studio・ bonchan・ bonchan/Shutterstock
※mdストア・サンフード・新日本製薬
※1 三島 和夫. 睡眠と生活習慣病との深い関係 – e-ヘルスネット(厚生労働省)
※2 睡眠改善食品 機能性表示食品成分グリシンを中心として/安居昌子、坂内 慎
※3 カルシウムの働きと1日の摂取量 – 健康長寿ネット