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医師が教える“寝すぎ・寝溜めのデメリット”とは?「起きる時間がバラバラに…」

多忙な日々を過ごしていて、十分な睡眠時間が取れず、休日に寝過ごしてしまったという経験はありますか? 休日が睡眠だけで終わってしまう人も多いかもしれません。

そこで今回は、現役医師である、木村好珠先生と中村真樹先生の2人に、絶対に避けた方が良い睡眠習慣についてお聞きしました。休日に寝溜めをしてしまう人は、必見の内容となっています。

目次

寝すぎの原因とデメリット
-(1)寝すぎの原因はストレス?
-(2)寝すぎによるデメリット
-(3)寝溜めによるデメリットは?

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寝すぎの原因とデメリット

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(1)寝すぎの原因はストレス?

寝すぎてしまう原因について木村先生は、「もちろん、ストレスも影響していることもあるでしょう。また、単純にカラダが疲れているということもあるでしょうし、そもそも睡眠の質が悪く、眠れているようでしっかりと睡眠が取れていない可能性も考えられます」と話します。

さらに、「睡眠時無呼吸症候群の人や夜中にいびきをかく人、途中で何回も起きてしまう人、なんとなく寝た感じがしない人などは、一度睡眠の質を見直してみるのをおすすします」とアドバイスいただきました。

(2)寝すぎによるデメリット

デメリットについてはどうでしょうか?木村先生いわく、「寝すぎたとしても、起きる時間が一定でいつもより疲れている分早く寝たというのであれば、あまり問題はないと思います」とのこと。

しかし、「起きる時間がバラバラになってしまっている場合には、自律神経の乱れの原因になる恐れがあります」と警告します。

厚生労働省の『e-ヘルスネット』でも、不規則な生活による自律神経の乱れについて「情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が現れることもあります」(※1)と説明されています。

できるだけ生活リズムを整えるように意識した方が良さそうです。

(3)寝溜めによるデメリットは?

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寝溜めによるデメリットとして、中村先生は、「寝ている時間のちょうど真ん中にあたる時間を、一般的に『ミッドポイント』と呼びます。その『ミッドポイント』が、平日と休日でずれてしまうと、体内時計がずれ込んで、『社会的時差ボケ』と呼ばれる状態になるという研究結果があります(※2)」と話します。

具体的な例として、「平日は0時に寝て、6時に起きる方の場合、3時が『ミッドポイント』となります。しかし、休日は1時に寝て、11時に起きてしまうと『ミッドポイント』が6時になります。そうすると、『ミッドポイント』が3時から6時になり、3時間ずれ込んでしまいますよね。このずれによって“時差ボケ”と同じような状態になることがあります。これが『社会的時差ボケ』という状態です」と教えていただきました。

また、中村先生は「寝不足の解消のために、休日に昼ごろまで寝続けてしまうのもおすすめしません。平日に頑張って朝早く起きたとしても、休日に起きていた時刻を過ぎるまで眠気がとれなかったり、早く起きようとしても起きられない状態になることもあります。これだと、平日は眠気で仕事がはかどらず、休日は長寝してしまい、思う存分、休みを満喫できなくなってしまいます」と警告します。

寝溜めは日中の活動にも影響してしまうため、避けるようにしたいですね。

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いかがでしたか?今回は、木村好珠先生、中村真樹先生に避けた方が良い睡眠習慣についてお聞きしました。参考にしてみるといいかもしれないですね。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

<プロフィール>
木村好珠
精神科医、産業医、健康スポーツ医。精神科医として常勤し、都内企業の産業医も務めている。また、東京パラリンピック ブラインドサッカー日本代表、北海道コンサドーレ札幌アカデミーのメンタルアドバイザーとしても活躍中。
【SNS】Twitter:@konomikimura

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<プロフィール>
中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長。日本睡眠学会専門医。東北大学医学部卒、東北大学大学院修了(医学博士)、東北大学病院精神科で助教、外来医長を務める。2008年、睡眠総合ケアクリニック代々木に入職。2012年から同病院の院長を務める。2017年6月青山・表参道睡眠ストレスクリニックを開院し、院長に就任。
青山・表参道 睡眠ストレスクリニック

【画像・参考】
※1 自律神経失調症 | e-ヘルスネット(厚生労働省) 
※2 Chronotype and Social Jetlag: A (Self-) Critical Review. Biology (Basel). 2019 Sep; 8(3): 54.
※LightField Studios・Roman Samborskyi・theshots.co/Shutterstock

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