日々の仕事で存分に力を発揮するために、いかに熟睡できるかにこだわっている人もいると思います。熟睡のために何かを“する習慣”も大事だと思いますが、“しない習慣”を取り入れてみるのもいいかもしれません。
そこで今回は、総合診療医として活躍する石井道人先生に、熟睡のために“しない習慣”について聞いてみました!
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医師が熟睡するために“しない習慣”とは

——石井先生が熟睡するために、夜にしないと決めていることはありますか?
(1)雑多な情報を頭に入れること
テレビやインターネットなどを見て、雑多な情報を頭に入れないように心掛けています。
適度であればリフレッシュできるかと思っていますが、熱心に見入ってしまうと情報過多で脳が興奮してしまうことが考えられます。その結果、寝付きが悪くなる恐れがあるので、おすすめしません。
(2)水を飲み過ぎないこと
2つ目に、私は水を飲みすぎないようにしています。寝る前に、コップ1杯の水を飲んで寝る人もいると思います。しかし、夜間に尿意を催して起きてしまう原因になるデメリットもあるでしょう。
一般的に、就寝中は尿が作られる量が減るといわれているので、無理をして水分を取らなくても大丈夫だと思われます。
枕選びも熟睡に関係する?

——熟睡できると思って一般人がしているものの、おすすめできない夜の習慣はありますか?
習慣とは少し異なりますが、“安眠枕”などを安易に購入することです。人それぞれ頚椎のカーブ具合や高さなどに特徴があると思われますので、それぞれに合う枕は千差万別でしょう。
誰かに安眠をもたらす枕が、必ずしも自分にも安眠をもたらすとは限らないと私は考えています。
また、熟睡できていないと感じる方には、睡眠時無呼吸症候群でないかどうか確認することをおすすめします。
夜間に数分間呼吸が止まる発作が何十回と起きていることが多いです。最近では自宅でできる簡易検査もありますので、一度検査してみるといいでしょう。
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いかがでしたか? 今回の内容を参考にしつつ、熟睡できないと悩む方は一度近くの診療所に相談してみるのもいいかもしれません。
※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
<プロフィール>
石井道人
2007年北里大学医学部卒業後、東京都立多摩総合医療センターにて研修後、ERに専従。北海道喜茂別町で僻地・家庭医療に従事したのちに、現在は横浜市青葉区の『ファミリークリニックあざみ野』の院長を務めている。
【画像・参考】
※Pixel-Shot・Andrey_Popov・wavebreakmedia/Shutterstock